2006年2月21日

『カーネギー心を動かす話し方』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478770212

本日の一冊は、世界的に有名な、カーネギーの「話し方教室」のエッセンスを抜き出し、リーダーに向けてスピーチのコツをまとめた一冊です。

もともと『カーネギー 話し方教室』として1965年に出されていたものを改題したもので、いわゆる待望の名著復刊です。

カーネギーの「話し方教室」は、あの世界一の投資家、ウォーレン・バフェットも通ったという、伝説の講座。

そのエッセンスをわずか一冊に凝縮したということですから、これは読まないわけにはいきません。

古今東西の名演説家のスピーチ、そして言葉を引用しながら、カーネギー独自の話し方理論が展開されており、じつに興味深い内容です。

これから話し方について学びたいと思う方、そして話し方を人に教えている方も必読の一冊です。

———————-
■ 本日の赤ペンチェック
———————-

「他者と効果的に意志を疎通し、その協力を勝ちとる能力は、将来トップの地位につく候補者として期待される条件のひとつである」
(アメリカ・サーボ社のヘンリー・ブラックストーン社長)

「恐怖というものは、この世にあるほかのなにものより、多くの人びとを敗北させる」(エマーソン)

人前で話すことを学ぶのは、自意識を克服し、勇気と自信を築きあげる合理的手段

用意周到な話し手のみが、自信を持つ資格がある

人生について、何事かを教えられた有意義な経験を過去のなかに探し、そうした経験から湧きあがってきたあなたの思想、あなたの思いつき、あなたの信念をまとめなさい。真の準備とは、あなたが話そうと思っている話題について、じっくり考えを練ることを意味しています

◆人前で話すことを早く、簡単に習得するための三原則
1.経験や学びを通して得たものについて話す
2.みずからが心をかきたてられる主題を選ぶ
3.聴衆にぜひ聞いてもらいたい話をする

主題を狭めた後、つぎの段階は理解を深めるような質問を自分にしかけ、選んだ話題に関して権威を持って話せる準備をする

この世のなかでなによりも興味をそそるもののひとつは、昇華し美化されたゴシップだ

世代から世代へと伝えられた諺は、ほとんどと言っていいくらい視覚的な言いまわしをしている

「誠意を持って話せば、その声にはいかなる詐欺師もまねることのできない真実の響きがこもる」(アレクザンダー・ウールコット)

◆われわれが自分以外の世界と意志を通じ合う四つの方法
・私たちのすること ・私たちがどう見えるか
・私たちの言うこと ・その言いっぷり

————————————————
『カーネギー心を動かす話し方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478770212
————————————————

■目次■

第I部 効果的に話すための基本
第II部 話・話し手・聞き手
第III部 準備の大切な話と即興の話
第IV部 意思伝達の技
第V部 さまざまな話し方への挑戦

━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━

この書評に関連度が高い書評

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー