2006年2月2日

『強く生きる言葉』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872573250
本日の一冊は、大阪万博「太陽の塔」で世界的に有名となった芸術家、岡本太郎さんが残した言葉集です。

岡本さんの本のなかでは、『自分の中に毒を持て』が広く知られており、ベストセラーとなっていますが、本書は、より手軽にその主張のエッセンスに触れられる一冊です。

※参考:『自分の中に毒を持て』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413090101
われわれはともすれば、観念のなかで遊び、自分をなぐさめ、現実世界においては長いものに巻かれてしまいがちですが、本書は、そんな気持ちを打ち砕き、激しい情熱を吹き込んでくれる一冊です。

いつも傍に置いて、気持ちが萎えてきた時、心が折れそうな時にめくってみたい、そんな一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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気まぐれでも何でもかまわない。ふと惹かれるものがあったら、計画性を考えないで、パッと、何でもいいから、そのときやりたいことに手を出してみるといい。不思議なもので、自分が求めているときには、それにこたえてくれるものが自然にわかるものだ

人間にとって成功とはいったい何だろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか

感性をみがくという言葉はおかしいと思うんだ。感性というのは、誰にでも、瞬間にわき起こるものだ。感性だけ鋭くして、みがきたいと思ってもだめだね。自分自身をいろいろな条件にぶっつけることによって、はじめて自分全体のなかに燃えあがり、広がるものが感性だよ

挑戦は美であり、スタイルだ。挑戦した上での不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とではまったく天地のへだたりがある。挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままでオリてしまったやつには新しい人生などはない

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう

信念のためには、たとえ敗れるとわかっていても、おのれを貫く、そういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞとぼくはいいたいんだ

孤独で、自分と闘っている人間は、鏡に向かって対話するんだよ。孤独を純粋につらぬけばつらぬくほど、逆にそれは魅力になってくる

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとうはそっちに進みたいんだ。危険だから生きる意味があるんだ

一流だから知りたい、好きになりたいなんていう、さもしい根性をもたずに、自分のほんとうに感動する人間を探し、つかまえるんだね。その発見をポイントに世の中全体にその価値を認めさせるように、きみ自身、力を尽せばいい。そうすると世界が変わってくるよ

誰もが、あえて出る釘になる決意をしなければ、時代はひらかれない

面白いねえ、実に。オレの人生は。だって、道がないんだ。だからぼくは、”本職は人間だ”と答えてやるんだ
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『強く生きる言葉』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872573250
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■目次■
自分
人生
世の中
恋愛
岡本太郎
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