2005年8月3日

『5分間集中力トレーニング』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478733112/
本日の一冊は、獣医として名高い須崎動物病院の院長が、集中力を発揮するための考え方やトレーニング方法を記した一冊です。

著者は、本業のかたわら、集中力・記憶力・読書力向上のための活動もしているようで、本書は、その研究成果をまとめたものです。

「集中力は「ない」のではなく、「発揮できていない」だけ」をモットーに、どうすれば集中力を高められるか、を真剣に論じています。

仕事の意義を考える、リラックスする、といった心構えは、土井も読書をする際に実践しており、実際、速読には効果があります。

話の中心はあくまで「集中力」ですが、実際には、ビジネスパーソンの仕事効率の改善や、メンタル面の健康維持にも役立つ内容です。

最近、どうも疲れやすい。集中力がない。という人には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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集中力は「ない」のではなく、「発揮できていない」だけ

人間は興味が持てること、自分に強いメリットのあること、楽しいことに関しては集中できる

◆集中力が発揮できない原因
1.興味が持てず、楽しめないことをやっている
2.失敗するのではないかといった、心配・不安を抱えながらやっている
3.自身が持てない状況で取り組んでいる
4.そもそもやり遂げる体力がない

緊張した状態というのは、頭脳労働にとっては作業効率が非常に悪く、その状態を続けていると、当然肉体的にも疲れる

「解決するんだ」という気持ちで、目の前の出来事に取り組む
リラックスしているときのほうが、脳は思考活動に集中できる

「雑音や雑念が気になっている状態」は、あなたが「雑音や雑念にわざわざ意識を向けている状態」

自身が持てないものに関しては、集中力は発揮しづらい

◆思考停止状態から逃れる質問法
・「どうやったらこの問題を解決できるのだろう?」
・「何があったら問題を解決できるのだろう?」
・「誰ならその問題を解決できるのだろう?」
・「その人ならどうやって解決するだろう」
・「何を使ってその人は解決するだろう?」

脳は否定語を理解するというのはなかなかできません。つまり否定であっても、そのまま単語をインプットしてしまうのです

◆「飽き」は集中の大敵:避けるための方法
1.同じ場所でやらない
2.同じ姿勢でやらない
3.同じ作業を長時間続けない
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『5分間集中力トレーニング』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478733112/
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■目次■
第1章◆どうして集中できないのだろう?
第2章◆集中するために、リラックスする
第3章◆頭の中の雑念・不安を取り除く
第4章◆集中力を持続させるには
第5章◆やりたくないことにも、集中するには
第6章◆目標を立てて、集中力を発揮する
第7章◆同時に複数のことをこなす方法第
第8章◆日常生活の、集中力を高める「土台」作り
第9章◆BGM、お風呂etc.集中力を高める、ちょっとしたアイデア
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