【リーダーが持つべき「質問力」とは?】
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2日間の話し方セミナーを終えて、気づいたことがあります。
それは、人は質問によって成長する、ということです。
生徒は、教師の問いかけに答えることで、考え、やがて自分で答えを見つけて行く。
そこに成長があるのです。
ソクラテスをはじめ、古今東西のリーダーと呼ばれる人たちは、みな、質問の技術に長けていました。
でも残念なことに、現在の教育カリキュラムには、「質問力を鍛える」という科目がない。
だからリーダーになる人たちは、独学で質問力を学ばなければいけないのです。
本日ご紹介する一冊は、そんな独学のテキストにピッタリの質問力の本。
世界的に有名なリーダーシップの教師、ジョン・C・マクスウェルが、『人を動かす人の「質問力」』をまとめています。
さすが世界で著作を2500万部売っているという著者だけあって、読んでいて啓発される内容でした。
さっそく、気になった言葉を見て行きましょう。
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人生では「投げかけた質問」の答えしか返ってこない
IBMの創業者、トーマス・J・ワトソンは言う。「適切な質問ができれば、答えを知るための戦いは半分勝ったようなものだ」
誰かと会う時、私は必ず「その人にどういう質問をしようか」と考える。そうすれば、貴重な時間を無駄にせず、いい関係を構築できる
個人としての成熟は、自分の将来を見通すことだが、リーダーとしての成熟は、自分のことよりも他の人たちのことを先に考えることなのだ
◆成熟したリーダーになる「7つの質問」
1.自分自身に「投資」しているか
2.「人に対する関心」は純粋か
3.地に足が着いているか
4.「チームの価値」を高めているか
5.「得意分野」を活かしているか
6.今日という日を大切にしているか
7.自分の時間を「適切な人」に投資しているか
「聞く耳を持つ人」に、人はついてくる
有能なリーダーは、たとえ耳が痛いことでも“聞く耳”を持っている。マックス・デプリー(訳注 世界的家具メーカー、ハーマンミラー社の元CEO)は、「リーダーの果たすべき第一の責任は、現実を把握することだ」と言っている
コミュニケーションがうまくいくかどうかは、話の内容よりも、相手の事情を知っているかどうかによる
“自由な問答”がある組織にアイデアはあふれる
「成功」は、自分の「人生の目的」を知ること、持てる力を最大限に伸ばすこと、人のために役に立つこと、この三つから始まる
ピーター・ドラッカーは、「成功している企業を見たら、過去に誰かが勇気ある決断をしたということだ」と考えていた
経済学者、ケネス・ガルブレイスの主張はこうだ。
「すべての偉大なリーダーには、共通する特質があった。それは、その時代の人々の抱える大きな不安に敢然と立ち向かうことだった」
自分自身のハードルを上げずに、他の人のハードルだけを上げることはできない
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リーダーシップ論の専門家だけあって、リーダーには特に響く内容です。
著者の質問に答えるだけで、どうすれば自分がリーダーとして成長できるか、そのヒントが見つかると思います。
ぜひ読んでみてください。
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『人を動かす人の「質問力」』ジョン・C・マクスウェル・著
岡本行夫・監訳 三笠書房
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◆目次◆
第1章 「鋭い質問」ができる人 できない人
第2章 「結果を出すリーダー」が自問していること
第3章 「聞き方」一つで人の心は動く
第4章 問いかける側には「資質」が求められる
第5章 「影響力」を高めるために
第6章 「組織」としての力を強くする
第7章 「懸案事項」をいかに解決するか
第8章 そこに何を残し、何を根づかせるか
第9章 いかにして「次世代」を育成するか
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