【あの変態本の続編が登場】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478118418
本日ご紹介する一冊は、執筆家・環境保護アンバサダーであり、ミニマリストの四角大輔さんによる、変態的ミニマル生活実践本の待望の続編。
前作:『超ミニマル主義』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478108447
著者は、ソニーミュージックのプロデューサーとしてミリオンヒット10回を記録した後、すべてをリセットしてニュージーランドに移住。その後、会社役員、プロデュース、連載などの仕事を手放し、週3日、午前中だけ働く超時短ワークスタイルを実現している人物です。
本書では、あまりに変態的で面白かった前作に続き、超ミニマルライフを実現するためのさらなる「軽量化」策を紹介。
・思い込みの軽量化
・体の軽量化
・食事の軽量化
・脳疲労とストレスの軽量化
・人間関係とコミュニケーションの軽量化
・お金と働き方の軽量化
こんな構成で、今回は主に心身の健康を保つための運動や食事、人とのコミュニケーションを説いています。
前作ほどではないものの、相変わらずの変態ぶりで、ほぼ裸足状態で走る「ベアフットラン」、毎回の食事の最初の一口を「100回噛む」習慣、夕方16時台の夕食と朝9時の朝食で16時間空腹時感を作る「16:8ファスティング」など、著者独自のメソッドが書かれています。
本シリーズからは、自己目的を純粋に追求した結果、薪を背負って本を読むことになってしまった二宮尊徳のようなコミカルさを感じます。
ツールや手段の紹介もマニアックで、決してミニマルじゃない分量になっているのが笑えます。
人との比較を逃れ、自分らしく生きたい人に、ぜひ読んで欲しい一冊です。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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幸運にも、今の日本では自分の意思で自由に選ぶことができる。なのに多くの人が「Live Big, Dream Small」な人生に無自覚のうちに溺れてしまっている
「あなたはお金で何かを買っているのではない。稼ぐために費やした人生の一部で買っているのだ」(ホセ・ムヒカ)
ミニマル術とは、本来のあなたを取り戻すための「自分彫刻」と考えるとわかりやすい。不要な物事を徹底的に削り取った後に残るのが「あなた自身という彫刻作品」だ
「最も大切なことは、最も大切なことを、最も大切にすることだ」
(スティーブン・コヴィー)
自分の「身の丈」を知り、身軽なままでいられたからこそ、「今が勝負!」の時は思い切ったことに挑戦できた
筆者はスロージョグを、「ベアフットラン」方式で行っている。かかと部分がなく全体がフラットで薄いソールの専用シューズを使い、裸足に近い状態で走る走法だ
「創造性」を高めたければ、「頭が空っぽになる非生産的な時間」を持つべき
日本は幸運なことに世界的に見ても美味しく飲める淡水が豊富で、上水道のシステムは世界一。家庭用の浄水フィルターを使って、水道管の雑菌やいくつかの有害物質さえ取り除いてしまえば、ペットボトルの水よりも安全で、安価な飲料水となる
毎日の食事の最初の一口を「100回」噛む
「16:8ファスティング」
16時台に軽い夕食を食べて21時に就寝。普段なら翌朝4時に起きるが、この時は長めに寝て起床後ベッドでゆっくり過ごす。その間は白湯だけで過ごし、9時頃に遅めの軽い朝食を摂る
「ミニマム・ライフコスト思考」を持って生きることが「お金の不安」から自由になる唯一の道
子どもの頃から大小さまざまなフルリセットを敢行してきたが、必ずその後、「手放した物事以上に大きなギフト」が巡ってきた。だから筆者は、何かを失うことへの恐れがない。むしろ、「今回はこんな大きなものを手放した。さあ、次は何が巡ってくるか」とワクワクするくらいだ
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食事や健康の部分の評価は専門家に任せますが、ミニマル生活を実現するための心構えやツール、煩わしい人間関係を避けるためのコミュニケーション術が面白い。
食事時間を早めるための常套句、
「早い時間から、いいお酒といいつまみを出してくれる馴染みの店があるんです」
「たまには世間が働いている早い時間に乾杯しませんか」
は、使えると思いました(笑)。
ぜひ読んでみてください。
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『超ミニマル・ライフ』四角大輔・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
STEP1 プロローグ
STEP2 思い込みの軽量化
STEP3 体の軽量化
STEP4 食事の軽量化
STEP5 脳疲労とストレスの軽量化
STEP6 人間関係とコミュニケーションの軽量化
STEP7 お金と働き方の軽量化
エピローグ
参考図書
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