【意識しないことで人は力を発揮することができる。】
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夜の読書をルーチン化したら、とても集中できていい感じです。いわゆる「ゾーン」に入った感覚がキープできるのです。
最近、ちょっとスマホの影響で読書も気が散りがちだったのですが、夜の読書のルーチン化と、沖縄でのんびりしたおかげで集中力が戻ってきました。
何かが上手く行く時/行かない時の精神状態は、経験上それとわかるのですが、それがなぜそうなるのか、どうすればコントロールできるのかまではわかっていませんでした。
本日ご紹介する一冊は、そんな疑問を氷解させてくれた一冊。
潜在能力を引き出すための『意識しない力』を、ベストセラー作家であり、順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんが解説した一冊です。
本の表紙に「うまくいくときは、結局みんな、自然体」と書かれていますが、おそらく多くの方はそれをわかっていながら、ついつい意識の力を使って、逆効果になってしまう。
それが株投資だったら最悪ですよね。
本書には、そんな残念なことにならないための、意識しない状態の作り方が書かれています。
アスリートのトレーニングの究極目標が、意識しなくても自然に体が動くようになること、というのは確かにそうだと思いました。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
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ゾーンとは、集中が極限まで高まっているときに心身のバランスがハイレベルに整い、神がかり的なパフォーマンスを発揮できるようになる状態のこと
すべてのアスリートに共通する“トレーニングの目標”を知っていますか? じつはその目標は、“こういうふうに体を動かそう”といちいち意識しなくても、自然にいつも通り、体が動くようになること。これを究極の目標として、日々トレーニングをしているのです
「球場の異様な雰囲気への意識」を遮断し、目の前のバッターとの一対一の勝負に没入する。そして、自分の腕を振ることにのみ神経を注ぐ。「無意識」の状況でふと浮かんだ直感を信じて、投球に「間」をつくって勝負する──。そうすることで、牧田選手はあのとんでもないプレッシャーがかかる場面において、自分の中の「乱れる要因」をピシャリと抑え込むことができた
失敗やスランプの裏にはいつも、他人への意識が隠れている
余計なことやどうでもいいことにとらわれないための大切なポイントを紹介します。それは、「選ばないで済む」「探さなくていい」ようにしておくことです
「ゾーン」は、科学的に見ると、自律神経の交感神経と副交感神経が両方ともハイレベルで高まったときに現われやすい
たとえば、仕事を終えて家に帰り、玄関のドアを開けたとたん、部屋中が散らかっているとしましょう。そんなとき、どう思いますか?きっと、その光景を目にした瞬間に、“嫌だな”“うわっ、これを片づけるのたいへんだな”と思い、ちょっとささくれ立ったようなマイナスの気持ちになるのではないでしょうか。じつは、そういう小さなストレスを意識したところから、すでに病気や不調は始まっているのです
私たちの健康コンディションは、呼吸の状態がいいか悪いかで非常に大きな差がつきます。なぜならば、呼吸の良し悪しが血流の状態を決定づけているからです
車を運転する際に「もしかしたら、途中でガソリンが足りなくなるかも……」と不安になったことはありますか? 私にいわせれば、その時点でアウト。不安がよぎった瞬間に自律神経が乱れ、心身はストレスを背負わされたことになるのです。同じように、財布の中の現金も「これだけで足りるかな」という不安がよぎったら、その時点でアウト。ですから、ガソリンも現金も、不安になる前に早め早めに継ぎ足しておくべきです
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非常に読みやすく、わかりやすい反面、もうちょっと深い解説が欲しかった、という気がします。
とはいえ、どうすればゾーンに入れるのか、どんな生活習慣を心掛ければ、無意識の力を引き出せるのか、ポイントが明確で良かったと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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『意識しない力』小林弘幸・著 文響社
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◆目次◆
第1章 一流の人はみな、「無意識」を味方につけている
第2章 無意識を身につければストレスフリーで健康になる
第3章 あなたの眠った可能性を開く「4つのスキル」
第4章 毎日の生活の中で無意識の力を育てる21のコツ
第5章 うまくいくときは、結局みんな、自然体
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