【後悔しない20代】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569801110
本日の一冊は、ベストセラー『40代を後悔しない50のリスト』『30代を後悔しない50のリスト』の著者が、20代のキャリアの作り方について述べた、注目の新刊。
※参考:『40代を後悔しない50のリスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478013837
※参考:『30代を後悔しない50のリスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478016615
土井が『20代で人生の年収は9割決まる』で書かせていただいたように、20代は本当に大切な時期。
※参考:『20代で人生の年収は9割決まる』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479793070
というのは、この『20代のうちに知っておきたい100の黄金ルール』にも書かれているように、「多くの企業は、修業期間である二〇代の査定において、あまり差をつけない」から。
つまり、20代で顕在化しなかった実力の差が、30代になって露呈し、気がつけば取り返しがつかない、という状態になってしまうのです。
本書は、20代を後悔しないキャリアの作り方、そして覚えておくべき日々の仕事の心掛けについて、元リクルートの著者が書いています。
さすが、就職・転職事情に詳しいリクルート関係者だけあって、雇用マーケットの実情を踏まえた、現実的な助言がなされています。
苦労してMBA留学し、その後、起業してベストセラー作家にもなった著者が、自らの経験と、法人営業で出会ったデキるビジネスパーソンの話からまとめた20代キャリア論。
「後悔しない」シリーズとは別の出版社から出ているものですが、20代のキャリアを真剣に考えるなら、読んでおいて損のない一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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私は、三〇代以降の人生が実りあるものになるなら二〇代のすべてを犠牲にしても構わないと考え、人生設計を行いました
会社選びは、今の勢いで判断してはいけません。あなたが五〇代になったとき、「この会社に入ってよかった」という三〇年スパンで業界や企業を見つめるようにしましょう
キャリア採用というのは、どこの大学の出身かではなく、実務能力の高さと実績で決まるので、かつての就職弱者のハンディが実力で打ち消されて余りある状態に持っていけるのです。ただし、ここで肝心なのが、実務能力をつけやすい中堅企業の見つけ方です。実はこれ、その業界にいれば容易にわかることなので、目星をつけた業界の人に片っ端から当たって、訊いていくのが手っ取り早いやり方
中堅企業のなかには大企業顔負けの業績で高待遇の会社も少なくない
「やりたい」にめぐり合うには、逆に「やりたくない」仕事をリストアップして、消去法的に志望業種や希望職種を選択するのが合理的
実力とは「発揮している力」である
「入社してやった組」より「拾われた組」のほうが、モチベーションも高く、自立も早いので、結局、社内での出世も早く、成功する確率が高い
仕事の評価は他人が決める
逃げるほうは、そのときは負担感、憂鬱感から解放されて、一瞬ホッとした感覚、快感を得るかもしれませんが、職場には「あいつは逃げるヤツだ」という悪評を撒き散らしてしまう
せっかくの高い学歴や能力があるにもかかわらず、組織の中で頭角を現わせずに「大衆人材」として埋もれてしまっているのは、だいたい対人音痴な人です
いざというとき、「Give and Give」で生きてきた人間は、周りが放ってはおきません
「言い訳」は未来を閉ざす
やりたい仕事は給料が安いと覚悟せよ
転職先が見つかるまでは、会社を辞めるな
挫折や失敗の最大の効用は、人の痛みのわかる人間になれること
失敗談は相手との距離を縮める
上司、先輩のメンツは絶対につぶすな
途中報告を怠るな
二〇代にいいメンターにめぐり会えたかどうか、その有無が人生を分ける
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『20代のうちに知っておきたい100の黄金ルール』大塚寿・著 PHP研究所http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569801110
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◆目次◆
第1章 就活に勝利する13のルール
第2章 仕事ができるヤツになる19のルール
第3章 転職に成功する8つのルール
第4章 挫折、失敗を乗り越える8つのルール
第5章 会社、組織を生き抜く14のルール
第6章 実り豊かな人生を送る12のルール
第7章 よき人間関係を築く9つのルール
第8章 キャリアアップを勝ちとる9つのルール
第9章 お金とつきあうための8つのルール
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