2006年2月27日

『月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/449557051X
本日の一冊は、日本人が書いた、初めての利益モデルの本です。

著者は、行政書士でありながら、ネットビジネスにも詳しい丸山学さん(著書『資格で起業』など)。

※参考:『資格で起業』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569643280
本書では、その丸山さんが、自らの経験やクライアントの事例から導き出した、10の利益モデルを紹介。いわば日本版『ザ・プロフィット』とも言える一冊です。

※参考:『ザ・プロフィット』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478374228
単に利益モデルを示すだけにとどまらず、その利益モデルを実現し、さらに強固なものにするためにどうするか、という視点も盛り込まれており、じつに参考になります。

これから起業する方、自社の利益構造をより強固にしたい方のヒントとして、またマーケティングのヒントとしても、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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法律が新たに施行されるとき、あるいは法律が改正されるときというのは、ビジネス・チャンス

ビジネス・チャンスが訪れたとき、単に参入するだけでなく、事前に充分に準備された「売り方の工夫」も一緒に携えて参入する

◆先行者が競争優位を保つための方策
1.競争を優位に進められるための資源を先に押さえてしまう
2.顧客が流出するのを防ぐために、スイッチング・コストを高くしてしまう
3.先行して蓄積したノウハウを活かして、さらに充実した付加価
  値を創出し、再びライバルより加速する

顧客が同業他社に乗り換えないように、意図的に築く障壁には「経済的」なものと「心理的」なもの二つがあります

ビジネスでは、「場を提供している」立場の人が圧倒的に強く、利益を享受できるポジションを得られる

小さな会社の場合は、何を置いても「先に価値を与える」ことによって、安心・信頼を獲得していくことが課題

あなたの会社の価値は、会社が有する「商品」「設備」「従業員」だけではありません。会社が有する「顧客」そのものが価値になるケースが多分にあるのです

スイッチボードモデルというのは、わかりやすく言ってしまえば「売り手」の集団と「買い手」の集団の中間に入って、両社を適切につなぐ役目になっていくモデル

「収益をロックしたければ、『資本集約型産業』に移行しなければいけない」(金森重樹氏の話)

個人事業・中小企業は、自身で努力をして有効なノウハウ・情報という資源を獲得したら、そのモデルを必要としている同業者に提供するというビジネスモデルが有効に機能する
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『月100万円のキャッシュが残る「10の利益モデル」』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/449557051X
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■目次■
プロローグ 利益とは、いったい何なのか?
フライングスタート型利益モデル
小さなYahoo!をめざそう型利益モデル
キャッシュ・ポイントをずらせば利益が生まれる!
価値が集まりだすと、そこにはさらなる価値が生まれる
顧客を2階に上げてハシゴを外す!?
ひとつの資源を、余すところなく使いまわせ
無形の空気を利益に変えろ!
顧客の自己重要感を満たせば利益が生まれる
差異性がないビジネスでは苦戦必至
その他の利益モデル
エピローグ 利益を生み出す公式とは?
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