本日の一冊は、フランシス・ベーコンが言うところの「人を豊かにする」読書について論じたものです。
書いているのは、人気メルマガ「Webook of the Day」の編集長で、松山真之助さん。
※参考:Webook of the Day
http://www.mag2.com/m/0000000969.htm
土井がアマゾン在籍中には、『会社を戦略的に運営する バランススコアカードの使い方がわかる本』という本が売れていました。
※参考:『会社を戦略的に運営する バランススコアカードの使い方がわかる本』
http://tinyurl.com/6aa9m
今回の本は、その松山さんが、マインドマップの手法と読書を組み合わせるという、異色の読書術を論じたもの。
一体どんな内容が書かれているのか、さっそくチェックしてみましょう。
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■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
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読書ばなれが叫ばれて久しい。それは出版社にとっては憂うべきことかもしれませんが、本から知恵を得ている人たちにとっては、差別化の優位性がますます大きくなるということかもしれません。
読みっぱなしではいけないのです。(中略)できればその経験(疑似体験)をまとめておいた方が読書の価値は高くなります。
■エビングハウスの忘却曲線
ただ何かを記憶しただけで「反復」作業をしないと、わずか20分でその42%を忘れてしまう
※1時間経つと56%、1週間過ぎると70%近くも忘れてしまう
■『バカの壁』で示された「Y=aXの法則」
何か自分にかかわることであれば、インプットに対して大きな興味
・関心を持つ
書く本のネタとして読む、コンサルや研修の材料にする、職場のマネジメントに活用する、などといった目的意識があると、本を読むという行為は違った光を帯びてきます。
■マインドマップとは
・コンセプト(この場合、議事録でも提案書でもアイデアメモでもなんでもいい)を構造的、体系的、創造的に書き出す方法のこと
・紙の真ん中にテーマを書き、そのまわりに関連する事項を書き出していきます。放射状にサブテーマを書いていき、サブテーマの関係、連携なども書き出していく
できるだけ構造化しておくことが、話をわかりやすくする近道
■読書マップの作り方
1.白紙の真ん中に本のタイトルと著者名、補足情報を書き、丸で囲む
2.まわりにひげをのばして、本の内容のなかのサブテーマを書く
※サブテーマは、本の骨格となるキーワードのことで、目次にほぼ等しい場合が多い
3.そこから枝を広げ、自分中心の読書マップに仕上げていく
※ここでは、「自分の感じたこと」「そこから連想されたこと」「自分が読んだ本で関連のある本のタイトル」「自分ならこうする」「まったく逆の意見」などを自分の言葉で書いていく
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著者のファンから集めた読書マップと、著者自身の読書マップの紹介がほとんどで、ベースとなっているのは、要するに「マインドマップ」そのものです。
マインドマップ自体について一から学びたい、という方には、トニー・ブザンの『人生に奇跡を起こすノート術』をおすすめします。
※参考『人生に奇跡を起こすノート術』
http://tinyurl.com/5le4d
というわけで、本日の一冊は、
『マインドマップ読書術』
http://tinyurl.com/47xew
です。日々の読書をおろそかにしないための具体的手法を学びたい方には、おすすめの一冊です。
■目次■
第1章 なぜ、マインドマップ読書術なのか?
第2章 マインドマップとは何なのか?
第3章 実施に、読書マップを作ってみよう!
第4章 Webook読者からいただいた読書マップを公開!
第5章 読書とメルマガで人生が劇的に変わった!
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