2006年3月29日

『10倍売る人の文章術』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569649378
本日の一冊は、アメリカの伝説的マーケターであり、ナンバーワンセールスライターでもある、ジョセフ・シュガーマンの高額セミナー(参加費22万円~33万円)を、一冊にまとめたものです。

文章家の多くが「芸術家」であることを考えると、なかなかビジネスに役立つ文章術を教えてくれる人はいないものですが、その点、このシュガーマンは、本当に文章で人を説得し、実績を出してきた人物。

売れるコピーを書こうと、数々の書籍を読み、挫折してきた方も、本書を読めば、コピーライティングの実際と具体的なテクニックを学ぶことができるでしょう。

内容は、具体的なノウハウに加え、コピーや文章、人を説得することの本質が盛り込まれており、じつに読み応えがあります。ポイントが囲みで読みやすくまとめられているので、忙しい方でも、要点がすぐに理解できます。

著者によると、コピーライティングとは、メンタルな作業であり、その書き手には、知識欲や好奇心、豊かな経験、そして仕事を面倒くさがらないなどの資質が必要。

また、コピーを書く際には、対象物の専門家になるまで質問を繰り返し、お客を知り、そして第一センテンスを読ませるために努力する。そしてさらに売るためには…。

この先は本書に譲るとして、ひとつだけ言っておきたいのは、本書の内容が何となく美辞麗句を並べる見せかけの「クリエイティブ」とは一線を画しているということ。

本当に売れる文章を書きたい方に、強くおすすめしたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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経験や知識の蓄積が多ければ多いほど、またそうした知識を関連づけて新たな組み合わせを生み出すことができればできるほど、あなたのアイデアは豊かになり、文章を書く力量も向上します

コピーを書いたり、発想する際に最も重要な素養のひとつは、まったく異なるものを関連づけて、新しいアイデアを生み出す力

商品にはそれぞれの本質があり、その商品に潜むマーケティングコンセプトを効果的に引き出すには、この本質を理解しなければなりません

コピーライティングとは、いってみれば事実や感情を伝えるための文章術。それはメンタルな作業です

コピーの第一センテンスを読ませる。広告のあらゆる要素はそもそも、このたったひとつの目的のために存在する

宣伝文の四分の一以上を読めば、最後まで読む確率が高い

つねにコンセプトを売ること。商品やサービスを売るのではない

どんな商品にも、ほかにはない独自の売り(USP)があります。この事実に気づき、それぞれの商品の独自性を見つけるのが、ほかならぬあなたの仕事です

価格ポイントが高ければ高いほど、価格を納得させたりニーズを生み出したりするためにコピーの分量が必要

コピーで提示するアイデアには論理的な流れが必要である。見込み客の質問を予期し、あたかも面と向かっているかのようにそれに答えなければならない

宣伝文では商品に関するあらゆる物理的事実に言及しなければなりません。さもないと広告の反応率が低下するおそれがあります

◆役に立つ22の心理的トリガー ※一部紹介
1.インボルブメント(感情移入)させる
2.正直さ/誠実さを打ち出す
4.価値を証明する
5.購入の納得感を与える
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『10倍売る人の文章術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569649378
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■目次■
第1部 お客を爆発的に増やす書き方、コピーライティングの秘密
第2部 最高の成果をもたらす44のテクニック
第3部 ポイントを検証する―具体例に学ぶ
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