本日の一冊は、ハーバード・ビジネス・レビューで発表され、話題をよんだ論文をベースに、上司が部下をダメにしてしまう構造的な理由と人間心理の罠、そしてそれが組織に及ぼす悪影響に触れています。
では、具体的にどんな内容か、早速見ていきましょう。
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■ 本日の赤ペンチェック
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部下の成績が伸び悩む原因の大半は上司にある。
上司は知らず知らずのうちに一部の部下に「できないやつ」というレッテルを貼り、その部下を失敗に導く仕組みを作り出していることが少なくない。
マネジャーの八〇~九〇%が部下に応じて自分の態度を明確に使い分けている
上司と「できない部下」の意見が異なるとき、上司は自分の解決策を押しつける傾向がある
一方的なアプローチがダメだとなれば、双方向的なアプローチを取る必要が出てくる。上司と部下が大きくした問題には、両者が協力して取り組まねばならない。
お互いに一歩退き、不健康な関係を一緒になって創り出すのをやめるのである。それにはやはり、腹を割って話し合うしかない。
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はっきり言って、この本おもしろいです。上司はきっと身につまされますよ。
というわけで、本日の一冊は、
『よい上司ほど部下をダメにする』
http://tinyurl.com/6mxre
です。
■目次■
第1章 「できる部下」が「できない部下」に変わるとき
第2章 間違いだらけの「上司の常識」
第3章 職場を蝕む悪循環
第4章 上司は色メガネで部下を見る
第5章 部下が上司をダメにする
第6章 目に見えない巨大なコスト
第7章 上司を待ち受ける数々の落とし穴
第8章 「できない部下」が目覚めるきっかけ
第9章 うまくいく上司が実践していること
第10章 「よい上司」から「尊敬される上司」へ
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