【人手不足解消のために】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866802464
コロナ明けに伴い、いろんな業界の需要が一気に高まっています。
とはいえ、「景気が良くなったから戻ってきてください」で戻ってくるほど人は都合良く動いてはくれません。
食べて行くために現在、勤めている会社がありますし、一度クビを切った会社はまた何かあればクビを切ると思うからです。
本日ご紹介する一冊は、人手不足著しい今日のビジネス環境で、どうしたら「いい人財」を採れるのか、アタックス・セールス・アソシエイツ取締役で、同社の採用コンサルティング事業を立ち上げた著者がアドバイスした一冊。
監修を、『日本でいちばん大切にしたい会社』シリーズでおなじみの経営学者、坂本光司さんが担当しています。
『日本でいちばん大切にしたい会社』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860632486
コロナ明けの日本の採用市場のデータと、どんな企業が採れているのかの分析があり、その後、大企業に知名度で劣る中小企業がどうすれば採用で勝者になれるのか、事例とヒントを提示しています
著者が使っている「採用人物像言語化シート」や、「採用目的別」面接質問集、効果的なスカウトメールの書き方などが具体的に示されていて、良いヒントになります。
以前ご紹介した、『新入社員は78歳』で、「中小企業に定年なんていらない」という言葉が載っていましたが、本書もまた、中小企業ならではの「不要なこと」を提案していて、そのなかに、「エントリーシート」と「志望動機」が含まれています。
確かに、知名度の低い中小企業がエントリーシートでハードルを上げたり、志望動機を聞くのって、おかしいですよね。
プライドよりも実を取り、採用で結果を出したい中小企業に、ぜひおすすめしたい一冊です。
さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。
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転職求人数は、2019年と比較して約2倍に増加している(出典:パーソルキャリア「転職求人倍率レポート」)
2022年度下半期の中途採用にて、「確保できなかった」と回答した企業は52.7%(出典:リクルートワークス研究所「中途採用実態調査」)
営業の場合、競合他社の売上が上がったら、自社の売上は下がるのか? というと、そんなことはありません。しかし、他社が採用する人を増やしたら、自社が採用する人は減ります。営業は競争ではありません。しかし、採用は競争なのです
学生たちに本気で向き合う一連の選考プロセスが口コミで評判となり、次年度以降の候補者形成に生きる事例はたくさんあります。たとえば、三和建設という会社があります。大阪に本社を構える創業75年超の中小建設会社です。2017年に「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の審査委員会特別賞を受賞したこの会社は、採用活動そのものの価値をブランド化する取り組み=「ルクルーティング・ブランディング」を実践し、中小建設業にもかかわらず、採用倍率は20倍、内定辞退者ゼロ(2019年4月入社は内定者15名、15名入社)という成果を生み出しています
相手の人生の目的を知り、自社に入社することで得られる価値とは何なのかを伝えることこそが採用活動
「(求職者が)企業研究を行なう上で知りたい情報」のベスト5
1位「実際の仕事内容」
2位「社風」
3位「給与水準・平均年収」
4位「他社と比べた強み・弱み」
5位「求める人材像」
(出典:キャリタス就活 2024「学
生モニター調査結果<2023年3月発行>」」)
採用に成功する会社は「写真」を大事にする
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具体的な求人広告の例や、成功企業のホームページの例、採用活動の写真等があればもっと良かったと思いますが、取り組むポイントが明確になると思います。
人手不足で悩んでいる中小企業経営者は、自社が今、どんな状況にあるのか客観視する意味でも読んでおくといいと思います。
ぜひ読んでみてください。
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『増補改訂版 採用の思考法』
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◆目次◆
はじめに
第1章 採用をなめてはいけない
第2章 いい採用ができない会社の5つの理由
最3章 いい採用を実現させるために案外やっていないこと
第4章 採用戦略を5ステップで立てる
第5章 いい採用を実現さぜる具体的なステップ
おわりに
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