【LinkedIn元日本代表が書いた、新しい稼ぎ方の本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815618976

本日ご紹介する一冊は、元LinkedIn日本代表で、現在、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部客員教員、ポピンズ社外取締役、ランサーズ社外取締役を務める村上臣さんが、これからの新しい働き方、稼ぎ方を指南した一冊。

LinkedIn（リンクトイン）は、2023年１月現在、全世界で８億7500万人が利用しているビジネス特化型SNSで、そのため、著者の元には、世界の働き方の潮流のデータが集まっていたそうです。

本書は、そこで得られたデータを元に、これからの働き方・稼ぎ方を論じる一冊。

結論としては、＜「１つのキャリア」ではなく「複数のキャリア」を持つ＞、＜「会社軸」より「興味・関心軸」で人とつながる＞と、ありきたりですが、その具体的手段に関しては、詳しく情報が示されており、今すぐ使える情報源になっています。

クリエイターエコノミーの中で「個」で稼ぐ、というのは、ツールが普及した今でも、万人ができる働き方ではありませんが（できても社会が破綻する）、適性のある方、興味のある方にとっては、会社勤めをしながら、あるいはリモートワークでもできる、理想的な働き方かもしれません。

クリエイターエコノミーで稼ぐと決めた人にとっては、どんなプラットフォームが便利か、どうやって商品作りやマーケティングをするか、便利なツールやヒントが示されており、勉強になる一冊だと思います。

今はまだ興味がないという人も、キャリアの選択肢の一つとして、読んでおくと参考になるのではないでしょうか。

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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「作るハードル」を解消するツールの１つが「Midjourney（ミッドジャーニー）」です。ミッドジャーニーは、AIが説明文やキーワードとインターネット上にある絵を結びつけ、画像を生成してくれるサービスです

文章の自動生成をする「GPT-3（ジーピーティー-スリー）」というツールがあり、欲しい文章のタイトルや要約だけを入力すれば、それに基づいてAIが長文を作ってくれます

「売るハードル」を解消しているツールに、「Fanhouse（ファンハウス）」というプラットフォームがあります。これは個人がコンテンツを有料で提供することを助けるサービスです

趣味としてやっていたことが、大きな収入源として売れる例もあります。それが、会員制のオンラインスクール（講座）を個人が作れる「Maven（メイブン）」というプラットフォームです

ジョブ型雇用において給料を上げたいと思ったら、たえずリスキリングを行ない、社内外で転職を繰り返す必要があります

日本では個で稼ぐことが難しい「２つのワケ」
・そもそも個で稼げるコンテンツなんて作れない
・コンテンツがあっても個で売れない

「Patreon（パトレオン」はミュージシャンが開発に関わったクラウドファンディングプラットフォーム

「Substack（サブスタック）」は、ニュースレター（メルマガ）を収益化するプラットフォームです。これまでにもメルマガの配信サービスはありましたが、サブスタックはブログの記事を書くとファンに向けてメール配信を行なってくれるサービスです。動画やPodcastなどの音声ファイルの配信にも対応しています

完成品を待つのではなく、「制作過程をすべて」公開する

「１万人のフォロワー」より「エンゲージメントの高い100人のファン」を作る

タグを持ち、タグを見た人から声をかけてもらえるポジションにいることが非常に重要

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他社の調査結果が多く紹介されていたり、著者自身が稼いだ経験・エピソードが乏しかったりするのが難点ですが、これからの稼ぎ方のヒントには、確実になる本だと思います。

土井も知らないクリエイター向けサービスが多く紹介されていたので、早速研究してみようと思います。

ぜひ、読んでみてください。

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『稼ぎ方2.0』村上臣・著　SBクリエイティブ

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◆目次◆

PROLOGUE　誰もが「個で稼ぐ力」が必要な時代
CHAPTER1　誰もが個で稼げる“１億総クリエイター時代”の到来
CHAPTER2　“１億総クリエイター時代”に活躍する「稼ぎ方2.0」とは？
CHAPTER3　稼ぎ方2.0の目的
CHAPTER4　稼ぎ方2.0の思考法
CHAPTER5　稼ぎ方2.0の価値基準
CHAPTER6　稼ぎ方2.0の行動
CHAPTER7　稼ぎ方2.0の人間関係