2010年11月9日

『一瞬で恐怖を消す技術』マイケル・ボルダック・著 vol.2302

【ビジネスの最大の敵「恐怖」を消す方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514222

本日の一冊は、世界No.1コーチの片腕として活躍し、現在は独立して世界中にクライアントを持つカリスマコーチ、マイケル・ボルダック氏による注目の新刊。

今回のテーマは、ビジネスの最大の敵とも言える「恐怖」を消す技術です。

日頃、たくさんビジネス書を読んでいる人には、何ら新しい情報はありませんが、これからキャリアを築く20代にはヒントが多いと思い、紹介する次第です。

われわれは、日常生活やビジネスにおいて、さまざまな拒絶を経験し、保守的になってしまいますが、元トップセールスの著者に言わせれば、何かを提案したら何度か拒否されるのは当たり前。

成功するために必要なことは、拒絶されないことではなく、何度拒絶されたら確率的に何回成功するのかを見積もること。

ビジネスは一定確率で成功/失敗するものであり、成功者になれるかどうかは、何度否定に耐えられるかにかかっているのです。

そして、著者に言わせると、「実際、拒絶など存在しない」。

こうした拒絶は、「それは全てあなた自身へのフィードバック」なのです。

本書でとりわけ参考になったのは、「恐怖」を「感謝」で打ち消すという方法。

自分のなかの恐怖が邪魔になって、どうも思い通りに行動できない、という人は、ぜひ読んで、エクササイズを試してみてください。

————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————

行動しなければ、人生は変わりません

両親と健全な関係を築けている人たちというのは、子供の健全な自尊心が育つよう何らかの形で励ましています。そして、子供を拒絶する代わりに『あなたは××ね』などの言い方をよく使います。例えば、「あなたは本当に賢い子だ」「あなたは本当に、とても自信があるのね」「あなたはとても頭がいい」「あなたはとてもきれい」などと言ったりします

子育てのときに、もし両親が80%の励ましと20%の拒絶を絶えず与えるとしたら、子供の内面では完全性が発達し、完璧さを求めるようになります

もし提案をするなら、出かけていって何かを申し出る必要があります。そして何かを申し出るなら、拒絶のリスクを負うことになるのです。でも成功する人というのはリスクを負うことができ、たとえ拒絶されたとしても満足することができるのです

これまであまりにも拒絶されてきたのであれば、まずは自分自身を励ますところから始めなければなりません

◆シルベスター・スタローンが成し遂げる必要があった2つのこと
1.相当拒絶されなければならなかったこと
2.成功するためのフィードバックを元に、絶えずアプローチの方
法を変えなければならなかったこと

最初に必要となるのは、自分の望むものをはっきりと特定することだけです。ですが、それはsmart(業績管理用語:specific、measurable、achievable、relevant、time sensitive)でなければいけません。つまり、具体的で計測可能、かつ達成可能で関連性があり、そして時間を制限したものであることが必要です

結果ではなく自分の行動を評価する

まずは、何を達成したいか、というところから手を付けましょう。そして、成功率を特定します。わからなければ推定します(中略)ある程度『イエス』を獲得する前に必要な『ノー』を計算するのです

人は先が見えない、計画がないものに、いつも恐怖を感じることになるのです

自分が感謝するものを考えることで、恐怖心はたちまち消えうせてしまいます

実際、拒絶など存在しないのです。それは全てあなた自身へのフィードバックです

恐怖を抱えたほとんどの人がする古くからのパターンがあります。たいてい、恐怖を抱えていることを誰かに言ってしまうんです。でも、これは最悪のことです

人は自分が結びつく人と同じようになる

————————————————
『一瞬で恐怖を消す技術』マイケル・ボルダック・著 フォレスト出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514222

————————————————-

◆目次◆

プロローグ 「できる人」と「モテる人」の共通点とは?
第1章 言葉による支配とは?
第2章 「NO」の数だけ成功できる!
第3章 40年間デートできなかった男性の話
第4章 コミュニケーションの達人はどう生まれるのか?
第5章 断られてから始まる!
第6章 恐怖から力へ

この書評に関連度が高い書評

同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー