2010年10月25日

『なぜかいい仕事がやってくる女性の働き方36のルール』 曽根原容子・著 vol.2287

【毒のある一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806138576

長年、ビジネス書を読んでいると、独立して成功したビジネスパーソン、出世して脚光を浴びたビジネスパーソンには共通点があることに気づかされます。

それは、彼らが「いい仕事に恵まれた」ということ。

そう、成功した人は、いい会社に入ったから成功したのではなく、いい仕事に恵まれたからこそ、力を発揮し、注目を浴びたのです。

では、そんないい仕事を、どうやって手に入れられるのか。

それを教えてくれるのが、本日の一冊『なぜか仕事がやってくる女性の働き方36のルール』です。

著者は、かつてスリムビューティハウスで全社員トップの営業成績を収め、弱冠29歳で西日本統括部長として、60億円の組織を率いた人物です。

著者は現在、独立してエステサロンとスクールを計4つ経営しており、それだけに書かれているルールは、中小企業、大企業どちらでも当てはまるものです。

女性向けに書かれてはいますが、社内政治のルールや、上司の心をつかむテクニックなど、他には書かれていない本音のノウハウが目を引きます。

女性向けには、仕事で女性が陥りがちなワナ(わかりますよね?)についても書かれており、なかなか読み応えのある一冊です。

会社に勤める女性に必読。これから独立する予定の女性にも、役立つ一冊です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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会社では「私はいつでも受け入れOK」の状態を作っておかないと、いい仕事は回ってこない

小さな仕事であっても、「彼女は、次々と手際よくこなして、確実に成果を出す」というイメージを定着させる

◆結果が出やすい仕事の3条件
1.上司に頼まれた仕事のなかで、時間がかからない業務
2.難易度が低い業務
3.自分の仕事を引き継ぐ人が成果を出す業務

上司が常日ごろからアテにするのは、コンスタントに成果を出す部下

◆やってはいけない「間違った叱られ方」
1.言い訳をする
2.あっけらかんと謝る
3.最後ににっこり笑う

「さっきは私が仕切っちゃってすみません」と自分から仲間のふたりに言えばいいのです。言われたくないことは、自分から先に言う

新しい仕事を与えられたときには、3カ月以内にその仕事の知識やスキルを身につける

仕事もプライベートも両方充実させたいと考えるなら、絶対に出世したほうがトク

スタッフが20人いるなら、ベスト4以内の実績を出すこと

プライベートの気配を見せてトクすることは何もない

仕事服の基準は、社内にいる女性管理職のファッションを参考に

育児休暇の間も、月に一度くらいは上司に電話を入れて、現状報告と復帰の約束の確認をしておくこと。もし職場の雰囲気が寛容なら、お茶菓子でも持ってオフィスに顔を出すのも手です。「赤ちゃんがいて大変なんだから、あいさつに来なくてもいいのに」なんて、みんなに言われるかもしれませんが、これは「私は必ず戻ってきます」宣言です

会社の悪口は、誰であれ、会社関係者に言わないのが鉄則

「この人についていこう」と決めたら、絶対にその上司を批判するようなことは言わない。悪口などはもってのほかです

特に問題なのは、自分ひとりで抱え込んで、上司にフィードバックしない女性部下

自分の守備範囲でないことで、男性に「頼られ気分」を満喫してもらうのがポイント

自分の仕事を先にやってくれる部下というのは、上司から見て好感が持てるもの

3歳以上離れた仕事のできる先輩と、定期的にランチに行ってみてください

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『なぜかいい仕事がやってくる女性の働き方36のルール』曽根原容子・著 中経出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806138576

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◆目次◆

第1章 努力がちゃんと認められる 仕事の進め方のルール
第2章 「だから女は……」と言わせない 職場でのふるまいのルール
第3章 デキる上司が「いい仕事」を持ってくる
上司とのつき合い方のルール
第4章 職場がもっと居心地よくなる 人間関係のルール

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