【7つの図解でビジネス力が上がる】
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人前で話す仕事をしているせいか、「頭の中はどうなっているんですか?」などと聞かれることがあります。(違う意味だったら怖いですが…)
じつは、土井は頭で「図」を思い浮かべ、それを見ながら話す、ということを実践しています。
これなら、どんなに緊張しても話す内容を忘れることはないし、聴き手にも論点が伝わりやすくなります。
この感覚を理解してもらいたい、と思っていたら、ちょうどいい本があったので、ご紹介します。
本日ご紹介するのは、ニューズピックスのインフォグラフィックエディター、櫻田潤さんによる、図で情報を整理し、説明する技術。
「交換の図」「ツリーの図」「深掘りの図」といった、思考を磨き上げる「7つの図」を中心に、図で関係やストーリーを説明する方法を、わかりやすく説明しています。
それこそ図を使ってわかりやすく、要点をズバリ解説しているので、読んでいてわかりにくいことは一切ありません。
図の技術が半分を占める本なので、言葉だけで要点を紹介するのが大変困難ですが、文字部分だけ、ピックアップしてみます。
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図で考えるときは、大事なところが浮かび上がるようにします
人に何かを伝える際には「視点」が必要
小手先のテクニックを磨くのではなく、図にする対象への理解を深めなければいけません
◆思考を磨き上げる「7つの図」
1.交換の図
2.ツリーの図
3.深掘りの図
4.比較の図
5.段取りの図
6.重なりの図
7.ピラミッドの図
「どのような登場人物が、何を交換しているか」。これを理解することは、ビジネスパーソンの必須スキル
「交換の図」を使って小売ビジネスの仕組みを見極める
STEP1 登場人物をパーツ化する
STEP2 交換の矢印を書く
STEP3 交換内容を書く
「売上=客単価×客数」という構造を知っていれば、どちらか、あるいは両方にテコ入れが必要とわかります。「客単価」アップだけを考えれば、セット販売の導入などが有効かもしれません。「客数」アップだけを考えれば、値引きが効果的でしょう。ただし、それによってもう片方がダウンする可能性があるので、気を配る必要があります。そういったことを考えやすいのも、構造を「見える化」したおかげです
「共通点」を見つける4つのコツ
切り口1.共通語から考える
切り口2.売り場から考える
切り口3.機能から考える
切り口4.見た目から考える
組織や自分が何を目指すのか。「ピラミッドの図」を使うと端的に
まとまります
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本書で紹介されているのは、シンプルながらじつに強力なツール。
この図解の技術を日本企業の全社員がマスターしたら、きっと日本の生産性は上がると思います。
これまでたくさんのデキるビジネスパーソンにインタビューしてきましたが、結果を出せる人は、フレームワークであれ、図解技術であれ、アイデア発想術であれ、決まって結果を導き出せる「ツール」を持っています。
ぜひ本書を読んで、思考の「ツール」をゲットしてください。
きっと、明日から仕事の結果が変わってくるはずです。
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『図で考える。シンプルになる。』櫻田潤・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
準備運動 図に慣れる
基礎トレ1 モノゴトの「関係」を見抜く
基礎トレ2 詳細をヌケモレなく、つかむ
基礎トレ3 「なぜ」「どうして」を突き詰める
基礎トレ4 モノゴトを「比べる」
基礎トレ5 「流れ」を考える
基礎トレ6 「組み合わせ」を意識する
基礎トレ7 方向性を決める
応用 多面的に考える練習
習慣化して武器にする
図の見せ方、語り方
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