【8人のメンターが?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479795308
ストーリー形式のビジネス書は、当たり外れが激しいのですが、ちょっと面白そうなのを見つけたのでご紹介します。
『ツイてない僕を成功に導いた強運の神様』は、外資系生命保険会社で活躍中のベストセラー作家・早川勝さんが、ストーリー形式で書いた自己啓発書。
仕事はできるのに酒を飲んだらダメ人間、恋人にも逃げられた主人公が、メンターとの出会いを通じ、成功に必要な「運」のつかみ方を学んで成功をつかむというサクセスストーリーです。
早起きの得意なコンサルタント会社の取締役「朝井昇」、マツコ・デラックスを思わせるバー「マッツマン」のママ・本名「霧野玉三郎」、『夢をかなえるゾウ』のガネーシャを思わせる、関西財界伝説の大立者「宮城龍之介」…。
8人のメンターがオムニバス形式で、主人公・海野達彦に教えを説いて行きます。
早起きによって人生に主体性を取り戻すこと、部下を責めず、建設的なコミュニケーションをすること、自分の人生に期限があることを意識すること…。
人生や仕事に必要なメッセージが、主人公の学びとなり、われわれ読者に伝わってきます。
コミカルかつ役に立つ、面白い本でした。
それでは、ポイントをチェックして行きましょう。
———————————————–
「っていうか、今まで受け身の人生だったと思うの。『起きなければならない』って、イヤイヤ起きて一日がスタートするでしょ。そのまま色んなことに一日中振り回されて。それで寝て、また起きて……。その繰り返しだった。でもね、自分の意思で早起きしようって決めたら、なんだか自分の人生のイニシアチブを握れたような気がするのよ」
「あんたさ、部下が失敗したとき『何でなんだ?』って追い詰めてない?」
運のいいリーダーは悪い結果を受け入れる覚悟があるが、運の悪いリーダーはいい結果しか受け入れることができない
「ポイントは三つね。すぐにできること。誰にでもできること。ワクワクできること。たったそれだけよ」
人生には「三つの坂」があるとは、昔からよく言ったものだ。上り坂と下り坂、そして“まさか”である
「他人を大切にしない人は、自分も大切にしていないってことなのよ。自己中心的な行動は、結局、自分のためにならないんだもの」
「社会への貢献と自分への貢献が、イコールになっている人が成功者になります」
「マネーの神様は、心からそれを望む人だけに微笑むんです」
「いや、恩返しはちゃんとせんと、人間失格、鶴以下、亀以下になってまうがな」
自分の人生に期限が迫っていることを意識せえ!
「しつこいようですが、自分を偽った行動を繰り返す限り、『リベンジの神様』は味方してくれません。勇気ある、あと一歩の踏み込みによって、『幸福の貯金』ができるんです」
「どうやら、ネギップの神様というのは、いつも少しだけ『遅刻してやってくる』らしいんです」
———————————————–
若い方が読んでも勉強になると思いますが、30代で結婚やお金、マネジメントで行き詰まっている方が読めば、バッチリだと思います。
もちろん、自己啓発小説好きの方にも、おすすめです。
ぜひ、チェックしてみてください。
———————————————–
『ツイてない僕を成功に導いた強運の神様』早川勝・著 大和書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479795308
————————————————-
◆目次◆
まえがき
ストーリー1 モーニングの神様
ストーリー2 ミステイクの神様
ストーリー3 アクションの神様
ストーリー4 マネーの神様
ストーリー5 リミットの神様
ストーリー6 リベンジの神様
ストーリー7 ネギップの神様
エピローグ
あとがき
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。