【70代現役。年商18億の秘密】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062729385
子どもの頃から、父親のオフィスを訪ねては、年輩の成功者の話を聞いていました。
やはり、苦労して成功した方は、話に深みがあって面白いのです。
本日ご紹介する一冊は、年商1000億円、全国13万人のポーラレディの頂点に立つカリスマ経営者、本庄清(さやか)さんによる、注目の一冊。
本庄さんは現在、5人のお孫さんを持つおばあちゃんですが、現在、90店舗を経営し、平均月商1.5億円。約18億円の年商を誇る、ポーラグループでも最大の組織を経営しています。
本書は、そんな本庄さんの経営の秘訣、マネジメント哲学、仕事哲学を、ざっくばらんに(大阪弁で)紹介した一冊。
おばちゃんのトークを聞く感覚で楽しめますが、ところどころ、「見習わないと」と思う良い話が登場します。
・とにかく自分の会社を信じる
・自宅はポーラ製品だらけ
・自分の会社の知名度を上げるのも自分の仕事
会社に対して距離を取ってしまう方は、往々にして認められないわけですが、本庄さんはその真逆で、とことん会社を信じる方のようです。
自分の会社の知名度が低かったら悔しく思う、そんな姿勢に心打たれました。
では、さっそくその本庄さんの言葉、チェックして行きましょう。
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夢を現実にする計算をする
私は、月商1億円達成までの間は「8000」「9000」というナンバーの車に乗ってました。この8000、9000は目標額。月商8000万円。月商9000万円。達成するたびに車のナンバーを替えてきました。車種はずっと、ホンダのフィット。街中で小回りが利いて、ホント、運転しやすいんやで。で、今は「209」。ニオク、です
私たちが新しいお店をオープンするとき、ポーラ本社もいろいろ探して提案してくれますが、私なりの目のつけ方、というのもあるんです。私が注目するのは「自転車」。前と後ろに子どもを乗せているようなママチャリが活発に行き来している街。あとは、銀行が多い街。当たり前のようだけど、この2つがクリアされている街はそれから30年は活気があります。分かりやすいでしょ。「今から」の街です
私はね、とにかく自分の会社を信じてます。皆さんはどうですか?信じていると言いきれますか?
新商品なんかで、「あれ、使い心地が私の好みと違うな~」と感じるようなことがあったとしても疑いません。そんな時は、より一層その商品を使ってみて、商品開発の人や、研究員の人が何を伝えようとしているのか、それを感じ取ろうって思うようにします
損得は考えない。損得を考える人の周りには、人もお金も集まりません
自分の会社の知名度を上げるのも自分の仕事。会社をPRすることをコマーシャルとかだけにまかせちゃダメです。現場の人のPRこそ効き目があるんです
みんながどんな風に仕事しているのか。そのリアリティを掴むことは上の人間の仕事です。部下の主張が足りない、なんて言っていてはダメ。よく、社内営業が得意な部下や、おべんちゃらが上手な人ばっかりがスッスッと出世するような話、聞きますけど、これは上の人間の仕事不足だと思います。これじゃあ、仲間としての絆もできない。みんなが疑心暗鬼になる
怒るのは明日、褒めるのは今日
自分がアホなふりをしてでも人を前に立たせてあげた方が、物事はうまくいく
女性の上司には2人以上の女性の部下をつけたほうがうまくいく
仕事の成功は豊かな集団の先にある
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部下の仕事ぶりを掴むことの大切さや、叱る際の秘訣など、マネジメントの秘訣もところどころ書かれていて、勉強になります。
特に女性マネジメントで悩んでいる方は、読んでみると良いのではないでしょうか。
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『ポーラレディ頂点のマネジメント力』本庄清・著 講談社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062729385
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◆目次◆
序章 “清”と書いて“さやか”と申します。
01 腹に決める。
02 夢を現実にする計算をする。
03 脳に刷りこむ。
04 腐る前に動く。
05 上を見続ける習慣をつける。
06 今の人、より、今からの人。
07 疑うよりも受け入れて。
08 出し惜しみしない。
09 相手の求める顔を見せる。
10 現場声がけ第一。
11 怒るのは明日、褒めるのは今日。
12 負けてあげる。
13 人は逸れていくものと心得る。
14 命令より意見。
15 とことん遊ぶ。
16 苦しい時は、原点回帰。
17 熱いうちに決める。
18 女性の組織では、王子さまになれ。
19 1人より2人。
20 上に立つなら着ぐるみを。
21 サファリパークのようなチーム作り。
22 無理しない。
23 階段はジム。
24 部下と子どもは同じ。
25 感謝を忘れないこと。
最後に
取材を終えて
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