2024年5月9日

『タピオカ屋はどこへいったのか?』菅原由一・著 vol.6473

【実践で使えるビジネスセンスを学ぶ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046065125

本日ご紹介する一冊は、YouTubeでフォロワー数55万人以上、商売や税金の情報を発信し続ける、脱・税理士スガワラくんこと菅原由一さんによる、商売の秘訣集。

一見するところ、YouTubeはダークな印象で、かつ税金絡みの情報が多いようですが、本書では商売の話を中心に展開しています。

これからスモールビジネスを立ち上げる人に覚えておいて欲しい商売の原理原則・秘訣が満載で、これは良い本だと思いました。

タイトルは『タピオカ屋はどこへいったのか?』となっていますが、決して流行りの商売に飛びつくことを揶揄しているわけではありません。

流行りに乗るなら、イニシャルコストを徹底的に抑えて短期で稼ぎ、撤退するなど、現実的な商売の対応策を書いているのです。

イニシャルコストを抑える他にも、

・市場の隙間を埋めること
・カスタマイズして顧客満足度を上げること
・用途や場所を変えて高価格化すること
・シンプル化すること
・入手困難なモノを売ること
・スイッチングコストを上げて乗り換えを防ぐこと

など、商売で使えるヒントが数多く紹介されています。

難しい経済学や経営学を学ぶ余裕はないけれど、商売では成功したいという人には、うってつけの内容ではないでしょうか。

税理士の著者が書いているだけあって、数字面での根拠がしっかりしており、現実的な商売の秘訣が学べると思います。

儲かって、かつキャッシュの回転も速い。しかも継続する。そんなビジネスを手掛けたい人は、読んでおいて損はないと思います。

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

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多機能で高機能なモノがひと通り世の中に行き渡った結果、モノを通じた形ある価値よりも、モノを持ったり使ったりすることを通じた形のない価値(コト)が重視されるようになりました。これは事業を考えるうえで押さえておきたい社会変化の1つです

小資金、省スペースで開店(開業)するなど、開業にかかるコスト(イニシャルコスト)を安く抑えることがポイント

イニシャルコストを徹底的に抑えることで短期で利益を回収し、ブームが去ったらすぐに見切りを付けて撤退する

立ち飲み屋が埋めている1つ目の隙間は「時間の隙間」

立ち飲み屋は人と直接話し、リアルにつながることに飢えていた人たちの需要に応え、心の隙間を埋めている

安くてお得な商品を求めてあちこちの店を回る時間が減り、最小限の移動で必要なものが揃う店が重宝され、その結果としてコンビニの価値が高まった

カスタマイズにこだわる理由は利用者の満足度が高まるためです。自分好みの味をつくれる(つくってくれる)ことがリピートしたい気持ちにつながり、それが中長期で通うファンづくりになる

スナックはママやチーママがカウンター越しに会話する1対n(複数)の店が多く、人件費が低くなります

千疋屋のメロンはメロンではなく、贈答品

場所や環境が変われば価格が変わる

貴重な体験は高くても売れる

高機能化が進む世の中においても、シンプルで簡素なサービスを求める人はいます

入手困難であることが価値になる

マニア受けは良いけれども一般的には周知されていない商品などは、インフルエンサーマーケティングが市場の主体とのつなぎ役になる

他社サービスに変えるための手続きが煩雑であるほど、また、手続きに不慣れなユーザーが多いほど、そのサービスはスイッチングコストが高く、ユーザーを囲みやすい

出入金の管理で重要なのは「入りを早く、出を遅く」することにより、手元の資金を最大化すること

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漫画やイラスト、図解を駆使して作られており、短時間で要点がわかる、よくできた本だと思います。

高校生、大学生で起業したいという方にも、わかりやすくておすすめの商売入門です。

ぜひ、読んでみてください。

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『タピオカ屋はどこへいったのか?』菅原由一・著 KADOKAWA

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046065125

<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0CV7FKVSK

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◆目次◆

第1章 流行や社会の変化をチャンスに変えるビジネス
第2章 閑古鳥が鳴くお店を行列店に変える集客テク
第3章 商売の生命線“値決め”の謎に迫る
第4章 ブランド力アップにつながる消費者心理の掌握術
第5章 コストから考える利益率アップの裏テク
第6章 なぜあの店があそこに? 商売と立地の秘密
おわりに

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