【30代で経済的自由を達成する】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478108579
本日ご紹介する一冊は、ニューヨーク・タイムズ、CNBC、ハフポスト、CBCなど、数多くのメディアで取り上げられた、FIRE(Financial Independence, Retire Early)の第一
人者、クリスティー・シェン、ブライス・リャンによる注目作。
FIREは、最速でお金から自由になる、というコンセプトが若い世代にウケて、話題になっていますが、本書はその具体的なやり方と著者2人の体験談、さらにFIREの経験者たちの体験談を数字を交えて論じた一冊。
お金の世界の「正しそうだけど正しくない常識」を覆し、本当に貯まる、増えるノウハウを提供している点がウケて、YouTube「両学長 リベラルアーツ大学」「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された、今最も熱いお金の本です。
「学生ローンは二番目に恐ろしい借金」
「賢い選択をすれば、子育ての費用は抑えられる」
など、若い世代のハートに刺さる視点が満載で、家を買う時の「150の法則」、リタイアできるかどうか判断するための「4パーセントルール」など、賢い選択をするための明確な基準が示されています。
お金に苦労したくない、一刻も早く経済自由を達したいという人には、これほどワクワクする本もないのではないでしょうか。
さっそく、本文の中から気になった部分を赤ペンチェックして行きましょう。
—————————-
私の面の皮には幼いころからテフロン加工が施されています。会社の同僚たちが車や服、家に散財し、その生活水準を維持するために不健康なほど長時間労働をしていた一方で、私は他人がどう思っているのかなど歯牙にもかけなかった
心から好きなことをすれば、お金は後からついてくると期待するのは危険です。まずお金を追いかけましょう。好きなことはその後でもできるのです
需要のあるスキルを磨くことによって、あなたは「特別」になれる
すべての節約に痛みが伴うわけではない
ステップ1:あなたを幸せにしない基礎的な支出を削る
ステップ2:痛みの伴う支出を削る(でもいずれ慣れます)
ステップ3:所有している高額なものを減らす
ステップ4:ご褒美を加える
持ち家に伴う追加費用は9年という期間では住宅ローンの利息にほぼ等しく、利息はその期間の住宅ローンの返済額のおよそ5割を占めるため、毎月の住宅ローンの返済額に150パーセントかけることになります。これがあらゆる支出を勘案した、持ち家に伴う毎月の実際の費用です。もしその150の法則を使ってはじき出した毎月の費用が家賃を上まわれば、賃貸の方が割に合うということになります。もし下まわれば、家を買う方が割に合うということになります
下落時に売って、回復期に利益を逃すことこそが、お金を失い続ける唯一のパターン
ポートフォリオの4パーセントの資金で1年間の生活費を賄えれば、貯蓄が30年以上持続する可能性が95パーセント
どれくらいの現金クッションが必要なのかを把握するために、私は過去に株式市場が暴落から立ち直るのにどれくらいの年数がかかったのかをさかのぼって調べました。年数の中央値は2年であることがわかりました。世界恐慌(史上最悪のケース)のときには、配当を考慮に入れておよそ5年かかりました
サイドFIRE:副業を持つ
パーシャルFI:働く時間をパートタイムに抑えたり、ミニリタイアやサバティカルを選択できるコントラクターになる地理的アービトラージ:強い通貨の国で収入を稼ぎつつ、弱い通貨の国でリタイア後の生活を送る
—————————-
ビジネス書の場合、「熱」や「野心」を感じる本が、読者を本当に変える本だと思っていますが、本書はまさにそんな本です。
貧困のどん底にいた著者の経験を追体験し、そんな著者がどうやってファイナンシャル・リテラシーを高め、稼ぎ、貯め、増やしていったか。
たまたま起業や投資で当たった、ブログやYouTubeで稼いだ、という類の著者ではないため、ノウハウの再現性が高いのもポイントです。
お金の計算方法に関しては、米国の税制などを元に計算しているため、日本とは状況がやや異なりますが、根本的な考え方は、誰もが学んでためになると思います。
ぜひ読んでみてください。
———————————————–
『FIRE 最強の早期リタイア術』クリスティー・シェン、ブライス・リャン・著
岩本正明・訳 ダイヤモンド社
<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478108579
<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0855P4T9N
———————————————–
◆目次◆
第1章 お金のためなら血も流す
第2章 桃のシロップ、段ボール箱、コーラの缶
第3章 (まだ)自分の情熱に従うな
第4章 あなたは私のものだ
第5章 誰も助けにきてはくれない
第6章 ドーパミンについてわかったこと
第7章 マイホームは投資ではない
第8章 本物の銀行強盗
第9章 株式市場の暴落をいかに乗り切るか
第10章 私を救ってくれた魔法の数字
第11章 現金クッションと利回りシールド
第12章 お金を浮かすために旅行をする
第13章 バケツ・アンド・バックアップ
第14章 インフレ、保険も恐るるに足らず
第15章 子どもはどうする?
第16章 早期リタイアの負の側面
第17章 自由になるのに100万ドルは必要ない
第18章 我が道を行け
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。