【あえて今読む。】
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今日は本当は別の本をご紹介する予定だったのですが、ちらっと目に入った本田健さんの『40代にしておきたい17のこと』が気になって、ぐいぐい読んでしまいました。
中村天風さんの本もそうですが、やはり歳を重ねないと意味がわからない、価値がわからない本というのがある。
本書も、改めて40代になってから読むと、味わい深い内容でした。
著者によると、「40代は、後半の人生の、フレッシュ・スタートを切れる10年」。
であれば、これまでの延長ではいけないわけです。
土井の観察では、40代を20代、30代の延長にしてしまった人は、楽しむだけの人生になってしまって、50代以降伸びない。
50代以降に伸びた人は、40代で何かを新たに始め、自分の武器をもう一つ持った人だけです。
何かを始めるには、何かを終わらせなければいけない。
本書には、そんな視点のアドバイスも書かれています。
さっそく、ポイントをチェックして行きましょう。
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書き出してみた「言い訳リスト」をじっと眺めてみましょう。実際に、その言い訳の一つひとつは、あなたにとって、もっともなことに違いありません。でも、それを信じてしまったら、あなたの可能性はそこで終わりです。人生は、やったことがないことをやるから楽しくなるのです。
40代以降で実現したいのは、「お金の友人になる」ことです。(中略)お金でできること、できないことを理解し、自分が欲しいものの優先順位を決めておく感性が必要になってきます。
40代で意識したいのは、複数の収入源をもつということです。(中略)あなたが会社勤めだったとして、いちばん恐れることは、いまの収入源を失うことではないでしょうか?
たまには、不義理をしてみましょう。
ライフワークのすばらしいところは、あなたが死んだあとも、その影響力が残ることです
パートナーは、あなたをハッピーにしてくれる人ではありません。幸せの意味、愛の意味を教えてくれる人なのです。
誤解を恐れずにいえば、40代はパートナーチェンジのタイミング
幸せに関して面白いのは、「幸せになりたい!」という人は、幸せを逃すことです。幸せは、ふとしたとき、すでに手の中にあったと気づくものです。
手が届く夢をかなえる
夢をあきらめた人のサンプルを見ておく
いままで、すばらしいメンターに、たくさんの宝物のような言葉をもらってきました。その中でも、いちばん大切にしているのは、「君は必ず失敗する!」という言葉です。最初に聞いたときは、呪いの言葉か冗談だと思いました。でも、よく考えたら、人生で挑戦すればするほど、本当に失敗するのです。要は、そこから、どう立ち直って、また夢に向かって進むかです。
幸せな生き方には、2種類のものが必要です。それは、日常のささいなことに幸せを見出すセンスと、ワクワクすることを推し進めていく情熱です。
40代は、いろんな体験を経て、ようやく自分のために生きる準備ができています。ここから、最高の人生をつくりあげてください。
あなたの中に、込みあげてくるようなインスピレーションはありませんか? そのインスピレーションは、あなたの人生に何をやれと語っているのでしょう。
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仕事のことから家庭のこと、パートナーシップまで、いろいろと経験した著者だからこそ書ける、リアルなアドバイスが参考になりました。
40代以降は、人生のルールが変わる。
そのことを理解して、素直に読めば、きっと得るものがあると思います。
ぜひ読んでみてください。
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『40代にしておきたい17のこと』本田健・著 大和書房
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◆目次◆
1.できること、できないことを見分ける
2.自分史を書いてみる
3.60代、70代のメンターに教えを請う
4.先立つ後悔をいましておく
5.健康と時間を資産だと考える
6.お金とどうつき合うかを決める
7.ノーと言う勇気をもつ
8.世界に自分が何を残せるかを考える
9.自分のサンクチュアリをもつ
10.家族とつながる最後の10年を大切にする
11.パートナーシップと向き合う
12.新しいことに挑戦する
13.現在の人生の中にある祝福を数える
14.手が届く夢をかなえる
15.絶対にあきらめない
16.正しいことよりも楽しいことを選択する
17.人生の意味を見出す
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