【世界の今を知るデータ集】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799323822
本日ご紹介する一冊は、土井がたまにご紹介している、英『Economist』誌の定番統計ブック、『POCKET WORLD IN FIGURES 2019』の待望の翻訳版。
まあ、統計集なので和訳する意味があるのかと言われれば、微妙ですが、やはり日本語だと入り方が違う。
それと、英語版と照らし合わせることで、手っ取り早く統計用語などが学べるので、やっぱり重宝すると思います。
本書の構成は、第1部で「世界ランキング」、第2部で「各国要覧」となっており、第1部で気になる国を見つけたら、第2部でそれを確認できるようになっています。
ジェフ・ベゾスも、サイバーエージェントの藤田さんも、ビジネスのスタートは統計の異常値に気づいたところから。
不動産を買うにしろ、投資するにしろ、ビジネス進出するにしろ、このハンドブックがあれば、チャンスの芽を見つけることができるでしょう。
さっそく、ポイントをチェックして行きます。
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人口増加率が高い国(年平均変化率(%)、2015-20年)
1.バーレーン 4.3
2.オマーン 4.1
3.ニジェール 3.8
4.赤道ギニア 3.6
5.アンゴラ 3.3
世界の主な経済大国(購買力平価)GDP(購買力平価)、10億ドル、2016年
1.中国 21,290
2.アメリカ 18,624
3.インド 8,705
4.日本 5,243
5.ドイツ 3,997
1人あたり購買力の高い国(購買力平価での1人当たりGDP アメリカ=100)2016年
1.モナコ 331.8
2.リヒテンシュタイン 287.1
3.カタール 218.0
4.マカオ 186.1
5.ルクセンブルク 171.6
6.シンガポール 154.3
7.ブルネイ 141.7
8.アラブ首長国連邦 124.8
9.クウェート 124.0
10.アイルランド 119.8
主要品の価格変化率(2017年末、前年比(%))
1.木材 48.0
2.羊毛(オーストラリア産) 30.3
3.銅 28.0
4.亜鉛 25.0
5.アルミニウム 22.8
オフィス賃料(賃料、税金及び運営コスト、2017年第1四半期、1平方フィート当たりドル)
1.香港(セントラル)
2.ロンドン(ウェストエンド、イギリス)
3.ニューヨーク(マンハッタン街、アメリカ)
4.香港(西九龍)
5.北京(商務中心区、中国)
音楽販売額(ダウンロード含む合計金額、10億ドル、2016年)
1.アメリカ 2.日本 3.イギリス
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途上国の成長の著しさ、わが国の危うさがよくわかる統計になっていて、読んでいて気が滅入りますが、一方、力強い成長の芽が見つけられるのも事実。
絶対値が書き込まれていないグラフがいくつかあり、役立たない部分もありますが、ざっと見るだけで着実に世界の変化が掴めるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
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『世界統計年鑑2019』エコノミスト・編 ディスカヴァー・トゥエンティワン
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◆目次◆
第1部 世界ランキング
第2部 各国要覧
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