2018年11月15日

『世界統計年鑑2019』エコノミスト・編 vol.5157

【世界の今を知るデータ集】
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本日ご紹介する一冊は、土井がたまにご紹介している、英『Economist』誌の定番統計ブック、『POCKET WORLD IN FIGURES 2019』の待望の翻訳版。

まあ、統計集なので和訳する意味があるのかと言われれば、微妙ですが、やはり日本語だと入り方が違う。

それと、英語版と照らし合わせることで、手っ取り早く統計用語などが学べるので、やっぱり重宝すると思います。

本書の構成は、第1部で「世界ランキング」、第2部で「各国要覧」となっており、第1部で気になる国を見つけたら、第2部でそれを確認できるようになっています。

ジェフ・ベゾスも、サイバーエージェントの藤田さんも、ビジネスのスタートは統計の異常値に気づいたところから。

不動産を買うにしろ、投資するにしろ、ビジネス進出するにしろ、このハンドブックがあれば、チャンスの芽を見つけることができるでしょう。

さっそく、ポイントをチェックして行きます。

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人口増加率が高い国(年平均変化率(%)、2015-20年)
1.バーレーン 4.3
2.オマーン 4.1
3.ニジェール 3.8
4.赤道ギニア 3.6
5.アンゴラ 3.3

世界の主な経済大国(購買力平価)GDP(購買力平価)、10億ドル、2016年
1.中国 21,290
2.アメリカ 18,624
3.インド 8,705
4.日本 5,243
5.ドイツ 3,997

1人あたり購買力の高い国(購買力平価での1人当たりGDP アメリカ=100)2016年
1.モナコ 331.8
2.リヒテンシュタイン 287.1
3.カタール 218.0
4.マカオ 186.1
5.ルクセンブルク 171.6
6.シンガポール 154.3
7.ブルネイ 141.7
8.アラブ首長国連邦 124.8
9.クウェート 124.0
10.アイルランド 119.8

主要品の価格変化率(2017年末、前年比(%))
1.木材 48.0
2.羊毛(オーストラリア産) 30.3
3.銅 28.0
4.亜鉛 25.0
5.アルミニウム 22.8

オフィス賃料(賃料、税金及び運営コスト、2017年第1四半期、1平方フィート当たりドル)
1.香港(セントラル)
2.ロンドン(ウェストエンド、イギリス)
3.ニューヨーク(マンハッタン街、アメリカ)
4.香港(西九龍)
5.北京(商務中心区、中国)

音楽販売額(ダウンロード含む合計金額、10億ドル、2016年)
1.アメリカ 2.日本 3.イギリス

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途上国の成長の著しさ、わが国の危うさがよくわかる統計になっていて、読んでいて気が滅入りますが、一方、力強い成長の芽が見つけられるのも事実。

絶対値が書き込まれていないグラフがいくつかあり、役立たない部分もありますが、ざっと見るだけで着実に世界の変化が掴めるでしょう。

ぜひチェックしてみてください。

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『世界統計年鑑2019』エコノミスト・編 ディスカヴァー・トゥエンティワン

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◆目次◆

第1部 世界ランキング
第2部 各国要覧

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