【商売で大事なことをおさらいしましょう】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894517914
本日の一冊は、1位づくり戦略コンサルタントの佐藤元相さんが書き、竹田陽一先生が監修した、中小零細企業のための経営マニュアル。
商売は、やり続けていると、ついつい作り手目線、売り手目線の経営になりがちですが、本書は読者を顧客志向に引き戻すための、自己啓発書寄りの経営マニュアル書です。
できる店というのは、細かなところまで行き届いているものですが、本書はそういうお店になるために、良い経営をするためのチェックリストを提供するものです。
なかでも、以下の4つは秀逸でした。
「どうしたらお客様に不便をかけないか」
「どうしたらお客様に喜んでもらえるか」
「どうしたらお客様に忘れられないようにするか
「どうしたらお客様がお客様を連れて来てくれるか」
この枠に従って経営を改善すれば、きっと人材難も解消されることと思います。
さっそく、細かくチェックして行きましょう。
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「安く! 良いもの!」と看板を高々と掲げて儲けているお店や会社もあります。しかしそれは、安易な安売りをしているのではなく、安くても儲かる仕組みが緻密につくられて機能しているからできることなのです
たとえ陳列しているケーキを買ってもらっていたとしても、お客様は「喜んで買い物をしているわけではない」
お客様が荷物を落とされたときのフォロー→レジの周りは財布を取り出すときにバッグからほかの荷物が落ちることが多々ありました。「大丈夫ですか?」と声をかけるだけではなく、レジ前からお客様のところまで出て対応したほうがいい
新人の子のフォロー→お客様を接客している現場で先輩が新人をフォローして、お客様を待たせないようにする
お客様対応には3つの段階があります。第1段階は、お客様と「直接接触するところ」を総点検し、「お客様に不便をかけているところ」、あるいはお客様に「二度手間をかけているところ」を見つけ出してこれを直す
・どのような理由で、お客様は私たちのお店や会社を選んでくれたのか?
・お客様は他店・他社との違いをどこに感じているのか?
・お客様は何を求めて商品を買ってくれたのか?
お客様があなたのお店を選んでいる理由は何ですか? 10個リストアップしてみよう
クーポンで喜ぶお客様と、失うお客様がいることを知らなければなりません。不公平感が店の信用を一番に失っているのです
おかき販売店「神戸みなとや」では、継続的にお礼ハガキが届く
「売店用お客様情報」のなかに、すでにお礼ハガキを出す日程が組み込まれており、自動的にお礼ハガキが送られる仕掛けとなっている
◆神戸市三宮のレストランがやっているお客様に喜んでもらえる仕組み
「どうしたらお客様に不便をかけないか」
「どうしたらお客様に喜んでもらえるか」
「どうしたらお客様に忘れられないようにするか
「どうしたらお客様がお客様を連れて来てくれるか」
お客様からよく尋ねられることは事前にリストをつくっておく
小さなお店や小さな会社は、どのようにしてあふれるモノや情報と差別化すればいいのでしょうか?
答えは「モノ」より「ヒト」を伝えるのです
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経営書の世界では、かなり言い古されたような教訓も含まれていますが、商売の「基本」に立ち返るには、良い一冊だと思います。
お客様の対応の「3つの段階」も勉強になりました。
ぜひ読んでみてください。
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『お客を呼ぶ!スゴい仕掛け』佐藤元相・著 竹田陽一・監修 フォレスト出版
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◆目次◆
第1章 お客様はもう増えない” お金をかけずに「リピート客」を
増やす仕掛け
第2章 お金はかからない! いままで忘れていたリピート客を探
し出す仕掛け
第3章 値引き・安売り厳禁!
アイディアひとつで利益を叩き出す仕掛け
第4章 クレームを見過ごすな! お客様の声をリスト化する仕掛け
第5章 まだまだやれることはある!
お客様がファンになるスゴい仕掛け
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