【『ビリギャル』著者の「子どもを爆発的に伸ばす」技術】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048933221
本日ご紹介する一冊は、累計120万部を突破した大ベストセラー、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者が、子どもの底力を伸ばすノウハウを「339の言葉」としてまとめた一冊。
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048919830/
心理学理論と著者の指導経験をベースに書かれており、子どもの教育はもちろん、社員教育や人間関係改善にも使える内容です。
子どもが勉強嫌いになったり、自信をなくしたり、無力感を感じたりするのは、すべて親のコミュニケーションがまずいから。
本書は、それをどうやって改善すればいいのか、どうやって接すれば子どもが心を開いてやる気になるのか、著者の実践メソッドが書かれています。
後半には受験科目攻略のためのテクニックも書かれており、受験生の親は、ここも参考にして指導すると良いでしょう。
著者は教師であり、塾ビジネスでも成功している起業家ですから、このノウハウは、ビジネスパーソンにも役立つことと思います。
さっそく、ポイントをチェックしてみましょう。
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子どもが「イヤがること」は、「10秒でいいからやってみよう」と働きかけましょう。スタートしてから軌道に乗るまでのハードルはとにかく低く、小刻みにしてください
親や指導者は、子どもの一挙一動に好奇心を持つことです。少しでも何か変化はないでしょうか。その一挙一動に、子どもなりのどんな工夫や思いやり、善意がひそんでいるでしょうか。それらに気付けたら、それを口にして伝えることです
あなたの「主観」を伝えるのではなく、「その子がどう思っているのか」という「相手の主観」をまず聞くのです。すると、子どもの改善を促すのに最適な答えを見つけやすくなります
人間の不平不満やグチの根本は、自分が弱者であることによる嫉妬やうらみつらみです。そうした不満やグチを言ってくる相手(お子さん)の話は、心の中で抱きしめながら聞きましょう。明るい表情で、ときに笑いをまじえながらも、全面的に肯定し、暗に「乗り越えろ」というメッセージも送りましょう
「素直さ」は固定的な「その人の性格」ではありません。相手によって変わるものなのです
ケアレスミスが多いと言われる人は、「手順の固定化」ができていない
もし「“自分はやってない”けれど、“お前は勉強しろ”」と言うのなら、それは「このゲームはクソゲーだけど、お前は最後までやれ」と言っているのとたいして変わりません。自分がそのおもしろさに心底惚れ込んだものを、子どもにプレゼンするほうが良いのです
「苦手」と思うと避けたくなるけど、一番伸び率が見込める教科だと思えば、ちょっとは「やろうかな」と思えるかもしれません
今のあなたの努力は何流ぐらいだと思いますか? その結果、何流の人生になりそうかを考えてみると良いでしょう
勉強でもビジネスでも大切なのは、「グー・チョキ・パー」だと覚えましょう。まず、1つのことに集中しましょう(グー)。その分野で一番(あるいは上位10%)になったら、2つのことをやり始めましょう(チョキ)。それで成功したら、どんどん多角化していきます(パー)
「学ぶ」=「マネぶ」には、「先行オーガナイザー」が有効です。たとえば、英語圏の学生に仏教を学んでもらう際に、まず「キリスト教」のことを思い出してもらってから、「キリスト教のイエスにあたる人が、(内実はかなり違うとはいえ)仏教の開祖である仏陀です」と伝えると、学習がしやすくなります
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土井は、幼い頃から今まで、ずっと勉強意欲が高いまま来ましたが、本書を読んで、じつはそれは親や先生がそう仕向けてくれていたのではないかと思うに至りました。
やはり、人を指導する人間は、きちんと指導法や人間関係術を学ばなければいけませんね。
ちょっとコンテンツがビッシリ詰まり過ぎの感はありますが、その分、読み応えのある内容です。
ぜひ読んでみてください。
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『形容詞を使わない大人の文章表現力』
石黒圭・著 日本実業出版社
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◆目次◆
第1章 まずはコミュニケーションの改善を
第2章 人材を爆発的に伸ばすための言葉
第3章 子どもたちに贈る、人生観が変わる言葉
第4章 勉強・教育のとらえ方を変えてみる
第5章 実際に成績を伸ばすために
第6章 相手によって接し方を変える
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