2017年9月11日

『図解モチベーション大百科』池田貴将・著 vol.4800

【祝・4800号】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4801400426

本日の一冊は、現在売れている話題の一冊。

スタンフォード大学、ハーバード大学、コロンビア大学などで過去、行われた心理実験をまとめた大百科です。

マシュマロ実験や社会的手抜き、返報性の原理、初頭効果など、部分的には、どれもビジネス書好きなら読んだことのある例ばかりですが、ここまでしっかり、かつわかりやすくまとめた本は珍しい。

本書は、原則見開き2ページで各実験がまとめられており、左ページで実験の内容と結果、右ページではそこから得られた教訓、ビジネス・職場への応用法などをまとめています。

単なる実験集で終わらず、かといって原則や心構えで終わることもない、絶妙なまとめ方が売れている要因でしょう。

本書のタイトルは、『図解モチベーション大百科』。

これを受けて、著者は、本書のプロローグでこんなことを書いています。

<人生で起こることの大半は、この“モチベーション”が決めています>

<これからの人生がどうなるかは、すべてモチベーションとの付き合い方次第なのです>

本書は、読者が自分の進路を定めたり、自己成長のための何かに取り組んだり、良い行動習慣を作ろうと思った時に、役立つ本です。

さっそく、内容をチェックしてみましょう。

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いまゴールにどれくらい近づいているか、フィードバックを与えるだけで、達成度が上がる

「いい気分」をつくってから仕事に取りかかってもらった方が結果的に作業がはかどり、ミスも減る

消費ゴールによるモチベーションは、“平均して8週間しか持続しない”。そう考えると今から2カ月先にごほうびを仕込んでおくのが、最も効率よくモチベーションアップができる方法かもしれません

自分の価値観を思い出すと、自信が強まり、まわりの人に対する愛情が深まる

必要アクションの数が減ると行動が早まり 必要アクションの数が増えると行動がゆっくりになる

他人との比較よりも、自分の成長度合いによって評価された方が人は努力しやすい

インセンティブは、「成功したらあげる」より「失敗したら取り上げる」方が効果がある

「人の考え」は“理由”をたずねると強化され、“目的”をたずねると軟化する傾向がある

人数が多ければ多いほど自分ではない誰かが対処してくれると思いやすい

持って生まれた性格とは関係なく、役割は人間に大きな影響を与える

行動を叱り、存在をほめる

人柄をほめると、道徳的なおこないを増やしてくれる

穏やかに快適に暮らす幸せもある。けど、あとで振り返ったときに「あのときは大変だったけど、よい経験だった」と思える方が、脳はより幸福を感じる

常識はずれな物事からはじめると、独創的なアイディアが生まれやすい

問題が「ある前提」でたずねた方が問題点をたしかめやすい

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土井は、『エグゼクティブ・ダイエット』に取り組んだ時、ビジネスもダイエットも、結局自分をどうマネジメントするかの問題なのだと気づきました。

※参考:『エグゼクティブ・ダイエット』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838729294/

余計な選択肢や雑音、誘惑が多い中、自分にとって正しい道を行くためには、不要なものを避け、必要な行動を強化する、つまりモチベーションについて知る必要があります。

ぜひ本書を読んで、モチベーションに対する理解を深めてください。

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『図解モチベーション大百科』池田貴将・著 サンクチュアリ出版

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4801400426/

<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0748CWPVS/

<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2fcX5m6

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◆目次◆

Chapter1 動機づけのモデルケース
Chapter2 人材育成のモデルケース
Chapter3 目標設定のモデルケース
Chapter4 意思決定のモデルケース
Chapter5 人脈作りのモデルケース
Chapter6 自己管理のモデルケース
Chapter7 発想転換のモデルケース

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