【今年も定番】
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デキるビジネスパーソンに共通することは何か？

いろいろとありますが、一つには、数字でモノを語れること、そしてそれをアップデートし続けていることが挙げられると思います。

本当に目上の大物になると、人名と数字がじつに正確。

人とカネを押さえるのは、やはりビジネスの基本なんですね。

ということで、本日ご紹介する一冊は、毎年改訂されている業界研究の定番中の定番、投資家・ビジネスパーソン必読の『会社四季報　業界地図2018年版』です。

毎回、本書には「注目業界」というのが載っているのですが、今年は「ＡＩ」「ＶＲ」「ドローン」「ポイント」「有機ＥＬ・液晶パネル」「eコマース」「IoT・ビッグデータ」「フィンテック」「動画配信サービス」「自動運転」など、テクノロジー系が多く載っています。

反対に、「東芝」「陸運・物流」「地方銀行」など、苦戦が続く業界も「注目業界」として挙げられています。

どちらにも共通するのは、何かのはずみで株価が大きく動く可能性があるということ。

さっそく各業界、どんな材料があるのか、どんな数字になっているのか、チェックしてみましょう。

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◆ＶＲ（ハイエンド）
オキュラス、ＨＴＣ（台湾）、バルブ（VALVE）、フェイスブック、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、フォーブ

◆ドローン　世界３強
ＤＪＩ、パロット、３Ｄロボティクス

◆ポイント
楽天スーパーポイント　会員数：1億1489万人（2016年12月）
Pontaポイント　会員数：8255万人（17年6月）
Ｔポイント　会員数：6341万人（17年6月）

◆有機ＥＬ・液晶パネル
１位　ＬＧディスプレイ　大型液晶パネルシェア：22.6％　売上高：2兆6504億円
２位　ＢＯＥ（京東方科技集団）　大型液晶パネルシェア：18.7％
３位　ＩＮＮＯＬＵＸ（台湾）　大型液晶パネルシェア：16.3％

◆eコマース
【総合】
国内１位　アマゾン　売上高15兆945億円（うち日本1兆1984億円）
国内２位　楽天　売上高7819億円
国内３位　ヤフー　売上高8537億円

【オークション・フリマ】
メルカリ　売上高122億円　営業利益32億円　取扱高1200億円超
ヤフオク！　取扱高8966億円

◆IoT・ビッグデータ
【IoTプラットフォーム提供会社】
ＮＴＴデータ、ＮＥＣ、日本ユニシス、富士通、三菱電機、日本ＩＢＭ

◆フィンテック
【決済】
Square、Coiney：スマホ活用型クレジットカード決済
アップル（Apple Pay）：iPhoneを使ったモバイル決済
ＪＰモルガン・チェース（Chase Pay）：ＱＲコードを活用したモバイル決済
アリペイ：銀行口座やクレジットカードと連携したモバイル決済。個人間送金も
ワン97コミュニケーションズ（Paytm）：インド最大のモバイル決済サービス

◆カーシェア・ライドシェア
【配車アプリ】
リフト
滴滴出行（DiDi）：中国配車アプリ最大手
グラブ：東南アジア最大の配車アプリ。２輪にも強い
ウーバー・テクノロジーズ
オラ：インド最大手の配車アプリ
99Taxis：ブラジル最大手

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新しい産業は、自分が関わっていない限り、業界順位がわかりにくいため、今回の「注目業界」は、かなり有益な情報でした。

数字が公開されている企業が少なかったのが玉に瑕ですが、プレイヤーさえ網羅できれば、後は個別企業をきちんと調べるのみ。

やっぱり今年も「買い」の一冊です。

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『会社四季報　業界地図2018年版』東洋経済新報社・編集　東洋経済新報社

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◆目次◆

注目業界
自動車・機械
エレクトロニクス機器
情報通信・印刷・インターネット
資源・エネルギー・素材
金融・法人サービス
食品・農業
生活用品・嗜好品
娯楽・エンタメ・メディア
建設・不動産
運輸・物流
流通・外食
生活・公共サービス
番外編