【知っておきたいビジネスマナー】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413230507
本日ご紹介する一冊は、マナーコンサルタントとして有名な西出ひろ子さんが、ビジネスパーソンのために作った接待のバイブル。
著者は、国会議員秘書を経て、英国・オックスフォードで起業。マナー研修を通じてお客様満足度No.1企業を輩出し、『ソロモン流』にも出演したベテランですが、本書には、その行き届いた接待術のすべてが詰まっています。
マナー本というと通常、心構えやちょっと気の利いた行動が書かれているのが定番ですが、本書は接待に必要な全行動リストを載せてあり、会社で一冊買っておくと本当に便利な一冊です。
接待の場では、何か抜け・漏れがあったり想定外の事態が起こったらそれでジ・エンドですが、本書があれば、そんな最悪の事態を防ぐことができるでしょう。
グローバル化に対応した「苦手な食材」チェックにはじまり、万が一雨が降った時の対策、想定外の事態への対応など、考えられるすべてが網羅されています。
ビジネスマナーも最小限のものをきっちり押さえてあり、服装からメール文、お箸のマナーまで、すべて網羅しています。
大分な本なので、エッセンスをすべて拾い切れませんが、気になったところをかいつまんでご紹介しましょう。
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接待では、そのお店と自社はイコールであるという意識を持ってください。それだけに、お店選びは重要であり、失敗は許されません。お店選びの失敗は、すなわち、あなたとあなたの会社のミスとなるのです
◆身だしなみ基本チェックリスト ※一部紹介
・お目にかかれた喜びと感謝を目の表情で表現しているか?
・服装にしわ・汚れ・ほつれ・しみはないか?
・肩にフケは落ちていないか?
・洋服やカバンなどにタバコのニオイが染み付いていないか?
・ハンカチは3枚持参しているか?
・かかとはすり減っていないか?
先方より高級なものは身につけない
上司に同行する部下後輩の立場の人は、上司よりも目立つことなく、かつ高級品を身につけない
接待時には、ストレートチップ・スタイル、パンチドキャップトゥ・スタイルかプレイントゥ・スタイルを履きます
名刺入れは革製のもので、2段に仕切られているものを最低2つは持参。名刺が足りなくなった、同行者が名刺入れを忘れた、などの時に役立ちます
ポケットのフラップは、室内では中に、屋外では外に出すのが正式
先方の会社の状況、経済、社会などをチェック
当日の道路状況・交通状況の確認と把握
お客様や上司に同行して歩く時は、相手の真横に位置してはいけません
西洋では2回ノックはトイレノックとしています。したがって、トイレ以外の部屋へ入るときのノックは3回以上
接待時はふだんより一段階深いお辞儀を
高級な漆器類などに傷をつける恐れのある装飾品は、外しておきます
カバンやバッグ、手土産などの荷物を畳の上に直接置かないのがマナーです。畳を傷めないように、という配慮からなる型ですね
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冒頭、43ページまでの記述は正直、かったるかったのですが、それ以降の詳細部分がすごい。食事は会席料理や中華など、種類別にマナーがまとめられていて、網羅性が半端ないです。
リスト化されているものは、すべて本当に役立つと思いました。
先方へのお誘いのメールも見本が示されており、とても便利です。
ベテランは、より完璧を目指すために、新人はどこかで抜け漏れがないかチェックするために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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『かつてない結果を導く 超「接待」術』西出ひろ子・著 青春出版社
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◆目次◆
序章 今さらながらの大人の「接待」術
第1章 「事前準備」を制する者は、接待を制す
第2章 成功する接待の「格好・装い」がある
第3章 相手を最高の気分にさせる「直前準備から当日のお出迎え・ご案内まで」
第4章 一生ものの品格が身につく接待での「食事の作法」
第5章 短い時間を最大に有効活用する「会話術」
第6章 究極の真心を伝える「手土産・お見送り&二次会」
終章 マナーは人生を変える 人生はマナーと共にある
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