【1分で気のきいたメールが書ける!】
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先日、初めてまぐまぐさんを訪問してきました。
「そのうちなくなる」などと言われ続けてきたメールですが、SNSのビジネスでの使い勝手が悪いことや信頼性の問題もあり、なんだかんだいってビジネスの世界では、メールが依然影響力を保っています。
(先日ご紹介したマストドンは、SNSの信頼性に対する不信の現れだと思います)
そこで本日ご紹介したい一冊は、そんなビジネスメールをシンプルかつ丁寧にまとめ、好印象を獲得するためのノウハウ集。
これまでみなさんが書いていたメールにひと手間加えるだけで印象を良くする方法が書かれています。
たとえば、複雑な用件をすっきり伝えるための以下の3つのルール。
これをやるだけで、すっきり伝わるメールになります。
◆複雑な用件をすっきり伝える
1.1案件1メールにする
2.最初に用件を書き出して、箇条書き
3.最後に用件をまとめる
著者は、出版社勤務を経てビジネスコミュニケーション関連の著述・講演活動を行っている中川路亜紀さん。
本書では、われわれがやってしまいがちなビジネスメールの間違い、ワンランク上の表現を見やすくまとめてあり、新人はもちろん、ベテランでも役立つ内容に仕上がっています。
どんなノウハウが書かれているのか、ちょっとだけご紹介しましょう。
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(ありがち)後からの約束を優先したと思われる
×用事ができてしまいました
◯どうしても都合がつかなくなりました。
(ありがち)「各位」と「様」は重ねない
×委員様各位
◯委員各位
勝手ながら候補日を次の5日で設定致しました。この中でみなさまのご都合が合わない場合は、別の候補日をご提案致します。
→全員出席が必要な場合は、根気づよく調整します。
(ありがち)「空いていたら」では失礼
×9月14日が空いていたらお願いします。
◯9月14日に予定しておりますが、ご都合はいかがでしょうか。
この期に及んでたいへん申し訳ないのですが、タイトルの変更をお願い致します。
→最後に上司からNGが出てひっくり返るということはよくあること。言い訳をしないでお詫びします。
(ありがち)「折り入って」は「話」「相談」とセットでつかう
×折り入ってお目にかかりたいのですが、
◯折り入ってご相談があるのですが、
(ありがち)「つまらないもの」を贈るのは失礼
×つまらないものですが、ご受納ください。
◯心ばかりのものですが、ご受納ください。
◯◯の販売実績について
お教えいただくことは可能でしょうか。
→聞きにくいことを聞くとき。「お教え願えますでしょうか」という言い方もあります。
(ありがち)「ご教示」と「ご教授」の違い
×入館手続についてご教授ください。
◯入館手続についてご教示ください。
(ありがち)「各自で集合」はおかしい
×現地には各自で集合してください。
◯現地までは各自でお越しください。
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なかでも、「ありがち」で示された間違いや、「プラス表現」で紹介されているメール文例は、一読の価値があります。
あいまいだった敬語やメールの表現がすっきりわかり、失礼のない日本語が書ける、現場で必須の一冊です。
(自分はできていても部下はできないかもしれません)
ぜひチェックしてみてください。
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『気のきいた短いメールが書ける本』中川路亜紀・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
第1部 気のきいたメール仕事 15のポイント
第2部 この場面ではこう書く! 気のきいた短いメール術
第3部 これだけはおさえたい! 気のきいた敬語マナー
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