【世界共通で活躍できる男の条件とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756917534
本日の一冊は、外資系大手コンサルティング会社のPwC、マーサー、アクセンチュアなどのプリンシパル(部長クラス)を経て、人事・戦略コンサルタントとして活躍する著者が、「稼げる男」と「稼げない男」の習慣をまとめた一冊。
最近は、この手の「対比系」の本が増えていますが、やはりこのフォーマットは面白いですね。
本書では、これまでに5万人以上のリストらを行い、5000人以上の次世代リーダー候補者を選抜した元外資系人事コンサルタントが、「稼げる男」「稼げない男」の具体的な行動パターンを述べ、その理由を解説しています。
・稼げる男は「捨てる基準」をつくり、稼げない男は「残す基準」をつくる
・稼げる男は「一人」を口説き、稼げない男は「大勢」を魅了しようとする
・稼げる男は「投資」し、稼げない男は「消費」する
・稼げる男は「関係者全員」を物語の主役にし、稼げない男は「自分」が主役の物語に巻きこむ
さまざまな人事の裏舞台を見てきた著者が書いているだけに、社内政治、人間の嫉妬を考慮することの大切さが説かれています。
上司が期待する5つのことリストも、参考になりました。
◆上司が期待する5つのこと
(1)一人前のビジネスパーソンとしての立ち振る舞い、言動をしてほしい
(2)仕事を主体的に進めてほしい
(3)報連相をして進捗や状況を把握して安心させてほしい
(4)意識の向上や能力開発は自主的に行ってほしい
(5)上司である私に尊敬の念を抱き、私が言うことをきちんと聞いてほしい
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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稼げる男は「捨てる基準」をつくり、稼げない男は「残す基準」をつくる
モノが多いことの最大の罪は何か? それは、モノを探すのに時間がかかることです。稼げる男は、価値を生まない時間は嫌いです。「探し物」をなくせば、その時間は確実に仕事ができるのです
仮に自分が今死んでも、替わりの人が書類やデータを見たらわかるように、ルールに沿って整理することは必須です
稼げる男は、最初に納期・品質・用途など、相手の期待値を確認します
稼げる男は必要以上に期待値を上げません。そして、期待以上の結果を出してくれれば「感謝」することで、人をうまく動かしているのです
隙間時間を効率的に使えるようになるには、仕事の立ち上がりを早くする必要があります
稼げる男は「一人」を口説き、稼げない男は「大勢」を魅了しようとする
稼げる男は、自分が一番活躍できる土俵を知っています。その土俵で確実に勝つことで信頼を高めます。「あの領域の仕事なら、必ず結果を出してくれる」といううわさを周りに広めていくのです
稼げる男は「投資」し、稼げない男は「消費」する
稼げる男は欲望を「大義に変え」、稼げない男は欲望に「溺れる」
上司が期待することは、概ね以下の5つになります。
(1)一人前のビジネスパーソンとしての立ち振る舞い、言動をしてほしい
(2)仕事を主体的に進めてほしい
(3)報連相をして進捗や状況を把握して安心させてほしい
(4)意識の向上や能力開発は自主的に行ってほしい
(5)上司である私に尊敬の念を抱き、私が言うことをきちんと聞いてほしい
あなたが本物になれば、いずれ上司を追い越す日が訪れるでしょう。このとき最も怖いのが「嫉妬」です。部下に追い越されたことも誇りに思ってもらえるようにしないと、最大の敵になる可能性があります。ただし、上司を勝たせ、手柄を渡していれば大丈夫なはずです
稼げる男は「関係者全員」を物語の主役にし、稼げない男は「自分」が主役の物語に巻きこむ
「稼げる男」になるためには、相手が勝つこと・喜ぶことをあなたが楽しみながら行う必要がある
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『「稼げる男」と「稼げない男」の習慣』松本利明・著 明日香出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756917534
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◆目次◆
Chapter1 結果を出せる「仕事」の習慣
Chapter2 未来を築く「キャリア」の習慣
Chapter3 人とつながる「コミュニケーション」の習慣
Chapter4 突破口を開く「思考」の習慣
Chapter5 心と体が変わる「生活」習慣
Chapter6 日々成長し続ける「働き方」の習慣
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