2015年1月19日

『不安をなくす技術』嶋津良智・著 vol.3835

【人生から不安がなくなる技術とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894519569

本日の一冊は、シリーズ90万部突破『怒らない技術』の著者、嶋津良智さんが、不安をなくす技術を論じた一冊。

※参考:『怒らない技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451818X

セコムが行った調査によると、日本人の不安のベスト3は「老後の生活や年金」「健康」「高齢」だそうですが、生きている限り、不安はなくならないものです。

本書は、そんな不安をどう捉え、どう対処すればよいかを教えてくれる、軽い読み物です。

・完全に見えないからではなく、ぼんやり見えたから不安になる
・「実現できそう」「実現しそう」だから不安

とはよく言ったもので、確かに、<見方を変えれば、不安とは、自分自身に可能性を感じている証拠>と言えそうです。

とはいえ、やはり漠然とした不安は感じると嫌なもの。

本書では、その対処法として、以下の方法を紹介しています。

・マインドフルネス:意図的に、今この瞬間に注意を向ける
・考えるより「行動」
・今あるものを「捨てる勇気」をもつ
・行動パターンを決めて、不安を寄せつけない
・「変えられるもの」を増やし、勇気をもって変えていく

個人的に、もっとも気に入った対処法は、<「変えられるもの」を増やし、勇気をもって変えていく>というもので、コントロールできないものに悩むより、この方がずっと前向きに行動できると感じました。

年末のJ-WAVEでもお話しましたが、今年は「行動」する年。

行動に伴う不安を追い払うため、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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完全に見えないからではなく、ぼんやり見えたから不安になるのです

「実現できそう」「実現しそう」だから不安

見方を変えれば、不安とは、自分自身に可能性を感じている証拠

人は不安なとき、最悪の事態に備えて心の準備をします。ですから、よい情報よりも、悪い情報に注意が向けられ、どんどん不安を強めていきます

最近、ストレスに対処できるよう心を整える技術「マインドフルネス」が、欧米で注目されています。「マインドフルネス」とは、「意図的に、今この瞬間に注意を向けること」です

「考え過ぎる」と不安は増える

考えるより「行動」しよう

借金も不安も放っておくと増える

今あるものを「捨てる勇気」をもつ

行動パターンを決めて、不安を寄せつけないという方法

アメリカの神学者ラインホルド・ニーバー氏は次のような祈りの言葉を述べています。
「変えられないものを受け入れる心の静けさと変えられるものを変える勇気とその両者を見分ける英知を我に与えたまえ」

「変えられるもの」を増やし、勇気をもって変えていく

結果目標はめざすものであって、管理するものではありません。目標達成のために管理すべきは行動目標なのです

コントロールできないことに注目していると不安が増えます

松田氏は、タリーズコーヒーの1号店を銀座の一等地に出店するため、7000万円の借金をしなければなりませんでした。当然、迷います。そのときに彼が考えたのは、「もし失敗して7000万円の借金を抱え込むことになったら、どうやって返すか」ということでした

実際には7できたことに注目することが大事です。足りない3を埋めるためにも、「全然だめ」と考えるより「7できた。残り3はどうすればよいか」と考えるほうが建設的

本当の安定とは、不安定な状況を安定した心で歩むこと

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『不安をなくす技術』嶋津良智・著 フォレスト出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894519569

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◆目次◆

はじめに
1章 不安を眺める技術
2章 不安を消す技術
3章 不安を心配に変える技術
4章 行動を続ける技術
5章 不安とつきあう技術
おわりに

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