2014年1月4日

『300万円を2年で3億円にしたサラリーマンのドキドキ不動産投資』御井屋蒼大・著 vol.3455‏

【300万円を2年で3億円にした、サラリーマンの不動産投資法とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797375167

本日の一冊は、300万円を元手に、総額3億円の不動産を手に入れ、年間家賃収入2700万円(満室想定)を実現した著者による、不動産投資実践録。

不動産投資は、最初の一戸を手に入れるまでの心理的ハードルが高いため、ノウハウだけを説いても初心者には参考になりませんが、本書は、実際の取引を詳細に再現し、後から分析を加えているため、まだ購入していない人でも、不動産投資を疑似体験できます。

住宅ローンを使って不動産投資ができる賃貸併用住居、20万円で買って550万円で売れた駐車場、隣人トラブルを解消し、結果、良い投資となった中古戸建て、200万円で買って550万円で売れた私道の上に建つ家、隣家に反社会的組織の構成員が住んでいる家…。

著者が購入するのは、いつも問題アリの物件ばかりですが、結果、それが良い投資につながっているようで、サクセスストーリーを、興味深く読むことができました。

もちろん、不動産業界のプロであれば、決して勧めない物件も含まれていると思いますし、取引には、ラッキーだった要素も多分にあると思います。また、著者が所有している不動産の価値が、今後どうなるかもわかりません。

ただ、そういった諸々の事を差し引いても、本書には投資本特有のドキドキ感、ワクワク感があり、リアルな投資の楽しさ、大変さを学ぶことができます。

建前論、原則論ばかりの不動産投資本にはもう飽きたという方、不動産投資を本格的に学んでみたいという方に、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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住宅部分と賃貸部分が50%ずつであれば、「賃貸併用住居」として、住宅ローンを使って不動産投資ができる

外階段を付けるのはコストがかかる

隣人トラブルは、持ち主が変わることで基本的には解消する

建築基準法では、道幅4m以上の道路に、土地が2m以上接していない場合、その敷地には建築物を建てられない

「特記事項アリ」は何か問題があるサイン

人気のある物件は値段が高いですから、みんなが買いたくない物件を安く買って、そのマイナス面をクリアできれば、価値のあるものに変わります。「特記事項アリ」の物件は、その伸びしろがすごくあるということです

譲渡税ですが、不動産を取得してから5年以上経過している場合は「長期譲渡」と呼ばれ、売却益の20%を税金として国に徴収されます。「短期譲渡」と呼ばれる5年未満の場合は、何とその税率は39%にもなります

戸建てで隣人同士が「ここが境だね」と言って隣地境界を決めるのは「民民」といって、民間同士の2者が合意すれば比較的容易にOKとなります。しかし、たとえば公道と自分の土地の境を決めるとなると、これは「官民」といい、行政の誰かに立ち会ってもらう必要があり、かなり面倒

築年数が古い物件の入居者はお年寄りが多い

クレームになるほど草が生えるということは、日当たりもかなり良いということです。その日当たりを生かしつつ、地面に草が生えないように日光を遮るものを置くには、太陽光発電のパネルをズラリと設置すれば一石二鳥かなと考えました

痛みのひどい床は軟らかい。床自体のリフォームはコストがかさむので、注意が必要

◆価格を下げるための交渉方法
・現地に着いて物件を見るなり、全力でため息をつく
・「残念なところ」をしきりに「残念だ」と言う
・「残念なところ」をどんどん指摘する
・壁や畳などの表層的なところは、実はそんなにリフォーム費用はかからない

出口戦略は重要

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『300万円を2年で3億円にしたサラリーマンのドキドキ不動産投資』御井屋蒼大・著 
SBクリエイティブ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797375167

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◆目次◆

序章 僕が不動産投資を始めるまで
PART1 ドキドキ不動産投資録
PART2 ドキドキ大家の考え方〈Q&A〉

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