【祝・55000人】
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デキるビジネスマンの行動原則・マインドを明示し、シリーズ10万部超のベストセラーとなった『プロフェッショナルサラリーマン』。
※参考:『プロフェッショナルサラリーマン』
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本日ご紹介するのは、その続編『プロフェッショナルサラリーマン実践Q&A編』です。
『プロフェッショナルサラリーマン』シリーズが売れ、著者のもとには読者から多くの仕事相談が寄せられたそうですが、この「実践Q&A編」は、その相談内容をベースにしています。
感情の起伏が激しい人のための感情マネジメント、同族企業に入った人のための処世術、会社を辞めるべき3つのタイミング、意に沿わない配属をどう考えるか、など、じつに興味深いQ&A集に仕上がっています。
いくつか、質問に対する著者の回答を見て行きましょう。
以下は、<感情の起伏が激しく、自分でも困っている>という43歳の女性、製薬会社営業の方の質問への答えです。
著者は、感情の起伏が激しい人の特徴を、以下のように述べています。
<感情の起伏が激しい人の特徴は、幸福に鈍感で、不幸に敏感>
そして、つらい過去や現実がある場合、以下のように向き合うべきと指南しています。
<よく「過去は変えられない」と言いますが、僕は過去さえも変えられるんじゃないかと思っています。なぜなら過去というのは自分の記憶そのものです(中略)「辛」という字も「一」つ付け加わると「幸」という字になりますよね。「辛い」ことを取り除くことが幸せではなく、「辛い」ことに“何か”を足すことが「幸せ」になるのではないでしょうか>
質問者の認識が甘い場合は、バッサリと斬りつつも、的確なアドバイス。比喩やウィットにも富んでいて、ベストセラーとなった処女作『プロフェッショナルサラリーマン』よりもはるかに読み応えのある内容です。
巻末には、『島耕作』シリーズ作者である弘兼憲史氏と著者の対談も載っています(こちらの内容はまあまあ)。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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成果をあげ続ける人は、悩みをあえて自分から創造しています
成長したければトップとしての経験を積めばいい。何も起業せずとも、小さな組織の頂点に立つことなら、会社員のままでも可能です
よく「過去は変えられない」と言いますが、僕は過去さえも変えられるんじゃないかと思っています。なぜなら過去というのは自分の記憶そのものです(中略)「辛」という字も「一」つ付け加わると「幸」という字になりますよね。「辛い」ことを取り除くことが幸せではなく、「辛い」ことに“何か”を足すことが「幸せ」になるのではないでしょうか
定年まで確実に続けられる仕事などないと思ったほうがいい。基本的にすべてのレールには有効期限があって、途中で切れているという前提に立つことです
肝心なのは、同族企業であることを言い訳にしないことです。「同族企業だからいくら頑張ってもムダ」と言う人は、もし同族経営ではない会社に入ったとしても、今度は別のうまくいかない理由を探し始めると思います
露骨に不満を抱きながら仕事をしていては、会社に投資を失敗させることになってしまう
間接部門にとって、「これ、外に売れるよ」というのは最高のほめ言葉(中略)仮に転職することになっても、「私はこの会社でこういうシステムをつくりました」と言えれば、これ以上の武器はない
いい上司ならやる気になって、イヤな上司ならやる気を失うとしたら、それは完全に他人依存の人生ということ
男性には「俺と一緒に歴史をつくろうぜ」といった壮大なビジョンを示し、女性には「何が心配なの?」と問いかけて不安を全部吐き出させ、それを一つひとつ解決していくというスタイルが有効
◆人間力を育むために意識すべき2つのこと
1.部下や後輩に手柄を譲ること
2.許すこと
会議の目的は、「情報共有」「意思決定」「一致団結」の三つです。この目的を常に念頭に置くことで、参加者全員の時間を有効に使うことになります
どんな人とでもぶつからないだけの適度な距離感を保てばいい
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『プロフェッショナルサラリーマン実践Q&A編』
俣野成敏・著 プレジデント社
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◆目次◆
はじめに……サラリーマンの正しい悩み方とは?
プロフェッショナルサラリーマン 実戦Q&A編 チェックリスト
第一章 仕事ってなんだろう?
第二章 会社で働くということ
第三章 困った上司とのつきあい方
第四章 未熟な部下をどうマネジメントするか
第五章 プロサラ流、仕事術&勉強法
第六章 出世する人としない人、どこが違うか
第七章 真のプロサラとは
弘兼憲史(漫画家、『島耕作』シリーズ作者)
×
俣野成敏(起業家、『プロフェッショナルサラリーマン』著者)
おわりに動の真相
──社会運動はどのようにして始まるのか
第9章 習慣の功罪
──ギャンブル依存は「意志」か「習慣」か
エピローグ
付録──アイデアを実行に移すためのガイド
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