【14万人が刺激された名語録】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478083207
これだけSNSが普及すると、やがてSNS発のコンテンツがたくさん出てくる……というのは当然予想されるわけですが、本日の一冊は、まさにそのSNS本。
2012年9月27日現在でTwitterのフォロワーが15万2255人(執筆時点で14万3530人)、毒舌で知られるソフトブレーンの創業者、宋文洲さんによる「猛語録」です。
その過激な表紙、タイトルに見劣りせず、内容はやっぱり期待通りの過激な内容で、主に経営者、ビジネスマンに向けた内容となっています。
冒頭の<人格だけでは事業で成功できない>にはじまり、<贅沢が好きな人はリーダーではない><変化を叫ぶリーダーは変化しない><完璧を求める人はリーダーではない>など、厳しい言葉が続きます。
かといって単なる自己啓発かといえば、そうでもなく、営業のノウハウや経営のヒントなんかもさり気なく織り交ぜられています。
<「売れてなんぼ」ではなく、やっぱりお客さん「満足してなんぼ」>
<買ってくださいとは絶対言わない。「社長、その悩みもうちょっと詳しく教えてください」>
<本当の営業はブランド力を確立すること>
ほかにも、起業家としての心構えやマーケティングの視点が入っており、経営者が気を引き締めるには、有用な語録です。
読んで不愉快にならない自信がある方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人格だけでは事業で成功できない
リーダーの仕事は組織を強くすることであり、自分だけが強くても何の役にも立たない
起業家の人生:前半は人のやらないことを自分がやり、後半は自分のやらないことを人にやらせる
環境は自分だけに悪い訳ではない。しかし、環境のせいにすれば自分だけがさらに悪くなる
負けたからといって、弱いとは限らないのである。負けたのは単に、自分より強い者に挑んだからである。相対的な弱さであり、絶対的な弱さではない
「俺は最低、最悪」と一度でもいいから本気に自分に言ってみろよ。それでその瞬間から変わるんだ。今に生まれたと思えばいいのだ。自己否定は大切なんだ
本当にプライドを持つならば、自分にこうつぶやこう。「目標のためなら私は媚びる」
金持ちを目指してなれた人をみたことがない。各分野において自分の目標を追いかける人がうっかり金持ちになる。女性にモテることを目標にする男はモテる訳がない
「あんな会社に就職するなら、社会人浪人になってもいい」と言う母親が多い。心の底に中小企業への差別が潜む。そんな家庭の子供は創業なんかあり得ない
「売れてなんぼ」ではなく、やっぱりお客さん「満足してなんぼ」
買ってくださいとは絶対言わない。「社長、その悩みもうちょっと詳しく教えてください」
進化とはより優れたものになることではない。それまでとは違う環境に順応することだ
「戦略」とは戦を略することだ。つまり、不要の戦を止めることだ
創業者の最も重要な仕事は、自分が若くて体力があるうちに会社と別れることだ
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『宋文洲猛語録』宋文洲・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
Prologue フォロワーの皆さんへ
I リーダー─人格だけでは事業で成功できない
II 自律─目標のためなら私は媚びる
III 営業─顧客は神様ではない
IV 人材─「社員教育」なんて失礼だよ
V 経営─「危ない会社」の条件
VI 組織─「努力すれば報われる」は甘っちょろい!
VII 日本へ、世界へ─きれいな暴動などはない
VIII愛と人生─家族がなければ私が居ない
Epilogue 愛嬌「大胸腫れるでしょう」
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