【こんなとき、こう考えるとうまくいく】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152093099
思考を変えれば、行動が変わる。
行動を変えれば、習慣が変わる。
習慣が変われば、一生が変わる。
これは、幼い頃、友人のお父さんに聞いた話ですが、自己啓発の世界では、有名な話のようです。
ものによっては、「思考」「行動」「習慣」「一生」の間に、「態度」や「言葉」「人格」などをはさむようですが、基本は同じ。
なかでも大事なのは、行動が変わらなければ現実は変わらない、という事実でしょう。
多くの人が現実を変えたいと望みながら、行動を変えることをせず、延々と思い悩む。
ならばいっそ、考えずに行動すればいいのに、などと思うわけですが、やはり人間は納得しないと動けない存在のようです。
では、どうすれば、現実を変える思考を手に入れることができるのか。
そのためのヒントを教えてくれるのが、今話題の『ツールズ』です。
本書は、ハリウッドのセレブリティから絶大な支持を受けるカリスマ精神科医、バリー・マイケルズと、刑務所のサイコセラピストを経て、精神科医として30年のキャリアを持つフィル・スタッツが、共著でまとめた一冊。
『ツールズ』というのは、共著者のフィル・スタッツが発見した思考習慣改善ツールのことで、本書には以下の5つが紹介されています。
1.「苦しみを望む」
2.「進んで与える愛」
3.「内なる権威」
4.「感謝の流れ」
5.「危機」
未来を変えるために「コンフォート・ゾーン(快適な場所)」を脱し、自らを鍛える「苦しみを望む」という考え方、期待が裏切られた時、迷宮に閉じこめられないための「進んで与える愛」、悪い行動や習慣を断ち切る「危機」など、計5つのツール(思考習慣)が紹介されており、今すぐ行動を変えたい人に、おすすめの内容です。
若干、表現がスピリチュアルに寄り過ぎているため、評価が分かれるところではありますが、内容はビジネスマンが読んで参考にできるクオリティだと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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本当の変化には、意識だけでなく、行動を変えることが不可欠
コンフォート・ゾーン(快適な場所)は、人生を安心なものにしてくれると思われている。しかし実際には、人生をつまらないものにしてしまう
将来手に入れたいものを念頭に置くと、どんなに大変だろうと、今していることが意味を持つ。一方、苦しみを避けようとする人は、今すぐ得られる満足のことしか考えていない。すなわち、未来についての責任をまったく引き受けないのである
犠牲者は成長もしないし強くもならないのである
内面の強さは、逆境にあってなお「未来へ進む」人だけが持てるようになるものだ
あなたは、人生があなたに要求しているものを見つけ出さなければならない
「内面の素晴らしさ」は地位や身分にかかわらず誰でも育てることができるのに、ほとんど価値が置かれていないのだ
勇気とは、不安のさなかに行動できることである
勇気を育てるためには、たしかな未来という幻想を捨てる必要がある
「迷宮」に閉じ込められてしまうのは、人間なら誰もが持つ「期待」が原因である。世界は私たちを公平に扱ってくれるもの、とみな期待しているのである
他人とつながりあうことは、成功するための不可欠な要素でもある。人生におけるきわめて重要なチャンスは、他人からもたらされるのだ
あなたが著名人であろうとなかろうと、他人からの賞賛を求めてやまないなら、あなたはあなたを意のままにする力を他人に与えてしまっている
与えられているすべてのものを認識できるようになると、「源泉」とのつながりを感じられる。すると、孤独感が薄れ、あまり心配しなくてよくなる
成功したあとに動けなくなる理由は明らかだ。成功すると、まるですべてを自分ひとりで成し遂げたかのように感じてしまうのである。皮肉なことに、成功を独り占めにした瞬間、あなたは将来のどのような失敗についても責任を負わなければならなくなる
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『ツールズ』フィル・スタッツ、バリー・マイケルズ・著 早川書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152093099
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◆目次◆
第1章 ツールとは何か?
第2章 ツール1「苦しみを望む」─ハイヤーフォース「未来へ進む力」
第3章 ツール2「進んで与える愛」─ハイヤーフォース「アウトフロー」
第4章 ツール3「内なる権威」─ハイヤーフォース「自己表現の力」
第5章 ツール4「感謝の流れ」─ハイヤーフォース「感謝の気持ち」
第6章 ツール5「危機」─ハイヤーフォース「意志の力」
第7章 ハイヤーフォースを信じる
第8章 新たなビジョンがもたらしたもの
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