【世界一の人脈を持つ男、のノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270003219
先日、独立当初にいろいろとお世話してくださった出版社の社長さんに、久しぶりにお会いしました。
話をしているうちに、独立当時のことを思い出し、いかに自分がみなさまに支えられてきたか、改めて感謝の気持ちを感じるようになりました。
顧客にサービスすることに専念し過ぎると、そればかりに忙殺されて、取引先や投資家に感謝することを忘れてしまう。
損益計算書に則れば、会社が大事にすべきは、顧客→取引先→従業員→銀行→国→投資家ですが、だからといってトッププライオリティ以外を忘れていいわけではありません。
―人間関係を大切にすること。
それは、ビジネスにおいて学力よりもスキルよりも大事なことです。
そのことを改めて感じるために手に取ったのが、本日ご紹介する、『一生モノの人脈力』です。
著者のキース・フェラッジは、「フォーブス」誌で「世界で最も広い人脈の持ち主」と評された人物で、本書にはその人脈術があますところなく書かれています。
人脈はあくまで結果ですが、本書にはそれを得るために著者がどう考え、行動したのか、具体例が書かれています。
ネットワーキングに関する学術研究が紹介されているほか、読み応えのあるコラムも目を引きます。
メディア界の女王キャサリン・グラハム、話術を初めてビジネススキルとして世に広めたデール・カーネギー、コミュニティ「ジャントー・クラブ」を作って成功したベンジャミン・フランクリンなど、人脈作りの達人たちのノウハウは、一読に値します。
著者曰く「誰も一人ではゴールにたどり着けない」。
Facebook、Twitter、mixiが全盛の今、大事なのはITスキルではなく、ヒューマンスキル。
人生を成功に導く「人脈術」を手に入れたい方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お金がないことだけが貧しさではない、自分の成長を手助けしてくれる人がいないのも、貧しさのひとつなのだ
大きな事業を成しとげている人は必ず、本能的に強力な人脈を築いているものだ
本当のネットワークづくりとは、他人を成功に導く手段を探すこと、自分が得た以上のものを与えようと懸命につとめることなのだ
他人の好意を素直に受け入れるだけでは足りない。自分から進んで他人に助けを求める必要がある
お互いにニーズがあるからこそ人脈は役に立つ
人と人とのつながりは筋肉と同じで、使えば使うほど強くなっていく
人脈は必要になってからでは遅い!
ビジネスの世界ではよく、「最高の顧客は今もっている顧客」と言われる
現代では、気に入らない相手から簡単に逃げだせるのだ。周囲を思いやる気持ちがなければ、あっという間にそんな態度をまわりに見ぬかれてしまう
長い目で見れば、噂話にふけるのはあなたのためにならない。やがてこいつは信用できないと思われ、ネタが尽きてしまうだろう
同じ文面のメールをおおぜいにまとめて送信することほど、誠実さに欠ける行為はない
私は知りあいたい相手と会う前に必ず、相手の人となりや仕事の内容を調べることにしている
面会にこぎつけるまでに詫びたり責めたりしない
◆はじめての電話で成功する四つのルール
1.共通の知人を見つける
2.相手にとって価値ある提案をする
3.要点は短く、日取りは具体的に
4.妥協点を探る
フォローアップはあらゆる分野において、成功するための鍵なのだ
紹介してくれた当の相手を差しおいて、勝手に新しい知りあいと会ってはいけない
一人の相手に自分のすべての友人・知人を紹介しないこと
優れたブランドを確立するには、人とちがうことをやってやろうという進取の気性が大切なのだ
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『一生モノの人脈力』キース・フェラッジ、タール・ラズ・著 武田ランダムハウスジャパン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270003219
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◆目次◆
第I部 心がまえ篇 人脈とは何か
第II部 基本スキル篇 人と出会うとき
第III部 上級スキル篇 コネから仲間へ
第IV部 応用篇 自分を売りこみ、恩を返す
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