【ベトナムで日本人初のカジノオーナーが語る】
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『一勝九敗』という言葉は、もともとユニクロの柳井正さんによる同名の書がきっかけで広まったもの。
※参考:『一勝九敗』
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面白いもので、資本主義というのは、たとえ9回負けても、10回目のリターンが10倍、100倍となって返ってくるという性質を持っています。
しかしながら、ほとんどの人は、9回負けることに耐えられないのが現実。
耐える力を養うには、経験や修行も大切ですが、波乱万丈の人物の本を読むのが役に立ちます。
本日の一冊は、4度の無一文から再起し、ベトナムで日本人初のカジノオーナーになった著者が、「最後に勝つ技術」を述べた一冊。
吹雪の石狩平野で宝石を売り歩いた話や、電話を使って売りまくった話など、著者ならではのエピソードと営業ノウハウ、ビジネスノウハウが紹介されている、実践の書です。
読んでいて思ったのは、一度失敗した人がその後、這い上がれなくなってしまうのは、どん底での振る舞いが悪いから。
そういう意味で、本書は「今、どん底にいる人のための教科書」と言えるかもしれません。
著者の言う通り、「負けること、転ぶことは誰にでも普通に起きる」。
現在順調だという方も、今から本書を読んで、気持ちだけでも失敗に備えておきましょう。
ぜひ、読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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人間は負けてみて、転んでみて、どん底に落ちてみて、はじめて分かることがあります
たいていの人は10回勝負のすべてに勝とうとして、余計な力を入れるから、逆にうまくいかなくなってしまう
仕事ができない人ほど「できない理由」「やらなくていい理由」を見つけて、行動しない自分を正当化しようとする
なぜ、私だけが売れたのか? それは、私だけが、宝石を売るのにふさわしい身なりをしていたからです
相手を理論や理屈でねじ伏せたところで、契約が成立しなければ何の意味もありません。だから、人の意見を聞いたあとは、「そうですよねー」と相づちを打つべきです
相手を食事に誘いたい場合、私なら二者択一法を使って、「和食と洋食はどっちが好き?」と聞くようにします。相手は一般的な話だと思っていますから、必ず答えてくれるでしょう。そして、仮に相手が「洋食が好き」と答えたとしたら、「最近評判のA店とB店があるんだけど、どっちに行きたい?」という具合に、食事に行くことを前提に話を進めていきます
相手の専門知識を貪欲に吸収することで、自分の中の会話の引き出しが豊かになります
◆著者が使った、宝石を売るための電話トーク ※一部紹介
「誕生石はお持ちですか? ご自身の誕生石は何かご存知ですか?」
「それでは、石言葉はご存知ですか?」
販売は断らせてから始めた方が成約率が高い
舞台設定にすら思いが至らない人間は仕事ができない
やせ我慢をするために必要なこと。それは「卑しさ」、特に「金銭的な卑しさ」を捨てることです
私は効率経営を優先し、あまりにも利益追求をしすぎました。すると、まわりの人間はいったいどう感じるのか? 今までおいしい思いをしてきた外部業者はもちろんのこと、会社の内部からも「面白くない」と思う人間が出てきます
ダイヤモンドを買ってくれた人に、婚約の相手を見つける場を提供することを考えました
負ける時に大切なこと。それは、できるだけ自分もまわりも傷つけないようにスパッとあきらめて負けることです
大切なのは、最初の10秒で「相手の利益」を伝えること
ビジネスパーソンは一意専心ではダメ
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『人生は1勝9敗でいい!』浅野哲・著 フォレスト出版
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◆目次◆
第1章 「営業力」をつけて、稼ぐ力を身につけろ!
第2章 苦しくても、じっと耐えなさい!
第3章 負けても、すぐに起ち上がれ!
第4章 勝つための「負け方」を知れ!
第5章 新しいチャレンジで、人生は変えられる!
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