2008年4月1日

『御社のホームページがダメな理由』竹内謙礼・著

【ネットショップオープン3年目で年商1億円を達成】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806129917

本日の一冊は、ネットショップオープン3年目で年商1億円を達成、2年連続で楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤー「ベスト店長賞」に輝いた著者が、ネットマーケティングの極意を明かした一冊。

『御社のホームページがダメな理由』とはいかにも刺激的なタイトルですが、内容も負けず劣らず、歯に衣着せぬ物言いで、ネットマーケティングの「迷信」をバッサバッサと切り捨てています。

「(セカンドライフは)大手広告代理店と3D制作会社が作り上げた、インターネットを利用した場当たり的なビジネス」

「ネットビジネスのバブル期に儲かった話は参考にならない」

「(メールマガジンは)インターネットの販促戦略の中で、『もっとも効率が悪い戦略』」

「『検索エンジン対策』は時間とお金のムダ!」

など、これからネットビジネスを始める人が陥りがちな罠を指摘し、
極めて現実的なアドバイスをしています。

実際には、メルマガにしろ、ショッピングモールにしろ、本人の適
性もあるでしょうし、儲かる、儲からないははっきり言えない部分
もあるのですが、情報起業や「ネットショップで成功」系のセミナ
ーに出ただけではわからない情報がきちんとまとめられている点で
評価できると思います。

具体的な解決策があればなお良かったということで、個人的には同
著者の『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』に軍
配をあげますが、これから始める方には、本書はとっかかりとして
いいと思います。

※参考:『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532312345/

ただ、ビジネスに総論は必要ありませんから、あくまで自分で考え
る、ということが基本ですが。

たとえそれがネットでも、勝つためにはやはりまっとうなビジネス
をすること。本書はその必要性を教えてくれる一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ホームページに必要なのは水族館へのアクセスマップと、館内説明、
それと水族館の魚たちのごく一部の写真ぐらいである。あとは充実
したイベントの案内と、インターネット限定の割引クーポン券の案
内さえあれば、おそらく「行くかどうか悩んでいる」という、不安
定なお客様も簡単に取り込むことができるはずである

ホームページの制作自体にお金をかけるよりも、そのホームページ
に人を集めることに力を入れたほうが直接売上に結びつきやすい

食品はお客さまが検索エンジンにわざわざキーワードを入力して購
入する商品ではない

オリジナルの化粧品、健康食品を販売しているサイトは、ほぼ間違
いなくネット上で苦戦を強いられる

一昔前までには懸賞広告に応募してくる人のなかにも、見込み客と
いわれる優良顧客がずいぶんといたものだったが、現在では、ほと
んどが「プレゼント応募目的の客」という状態

近年の成功事例の話に関しては、たとえ売上高や成長率が低くても、
ぜひ耳を傾けて参考にしてほしい

「メーカー自身の直販サイト」は失敗する

中途半端にお金をかけてホームページを運営するぐらいであれば、
インターネットを事業の補足的な役割、広報的な役割に特化させて、
できるだけ低予算、低労力で運営するスタイルに切り換えたほうが
よいケースが多々ある

いくら検索エンジン対策を施しても、そもそものキーワードが「売
れるキーワード」でなかったら、いくら上位表示されても意味がない

日常のキャッシュが発生しないような辞書代わりで使っているとき
は、検索結果を利用するものの、やはり商品を購入したり、サービ
スを求めたりする緊急性の高いときは、検索連動型広告のほうをク
リックしている

素人でも更新できるような簡易なレイアウトに組み替えてもらい、
「ページ更新のマニュアル」を制作して社内で管理したほうが経費
削減になる

集客のためのフロント商材に思い切った「お得感」を

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『御社のホームページがダメな理由』竹内謙礼・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806129917
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◆目次◆

はじめに
第1章 インターネットは儲からない!
第2章 ホームページ運営のムリとムダ!
第3章 ダメなページから抜け出す方法
第4章 御社もできる! 5つの成功事例
おわりに

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