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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980387
以前、たまたまテレビをつけたら、タレントの島田紳助さんが、女性アイドルに向かって、お客さまからタクシーのお金をいただいた時のマナーを教えていました。
はっきりと覚えていませんが、おっしゃっていたのは、「お金をいただいたら、翌日封筒に領収書とお釣りを入れてお礼を言うのがビジネス上の常識や」という話だったと思います。
当時、土井は、タクシーに乗るのにお金を貰うなど慣れておらず、既に何人かに粗相をした後でした。
顔から火が出るほど恥ずかしかったのと同時に、長年成功している島田さんの秘訣を見た気がしました。
芸人として頂点にのぼりつめ、ビジネスでも負け知らずの島田さんですが、本書に記されたビジネス哲学を読むと、その理由がおぼろげながらわかってきます。
「その会社で働くことが、社員それぞれの幸福につながるようにするのが、経営者の役割」
「他人のようになろうとするのではなく、もっと自分になれ」
「経験がないからこそできることが、この世の中にはあるのだ」
結論だけを見たら、シンプルな話ばかりですが、行間には、著者のビジネスを愛する気持ち、人を愛する気持ちがあふれています。
これから起業する人はもちろん、もう一度、心に情熱の火をともしたい経営者に、ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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常識にとらわれていたら、成功する店は作れない。なぜなら、その
常識は、失敗している店の常識だからだ。繰り返し書くが、本当に
成功しているのは100軒のうちの1軒なのだ。つまり、成功している
のは特殊な店、常識はずれの店ということになる
常識はずれのビジネスをしている人は、例外なくきわめて合理的な
考え方の持ち主でもある。別の言い方をすれば、彼らが変な人に見
えるのは、あまりにも合理的で筋が通っているからなのだ
その会社で働くことが、社員それぞれの幸福につながるようにする
のが、経営者の役割なのだ。なぜなら、そうなれば社員は本気で働
いてくれるからだ。みんなが本気で働けば会社の業績は必ず伸びる。
業績を伸ばすのが経営者の重要な役目であれば、社員の幸せを考え
ることも、経営者の役割ということになる
ごく稀な例はあるにしても、タレントの店はことごとく失敗してい
るといっても過言ではない。なぜかというと、宣伝は諸刃の剣だか
らだ。単純な話、もしその店が美味しくなかったら、悪い宣伝をし
ているのと同じこと。悪評はあっという間に広まる
新しい商売のアイデアを思いついたときのワクワクする気持ちと、
そのワクワクを現実のカタチにしてアイデアが間違っていなかった
ことを証明する喜び。それが、ビジネスの原動力だ
「紳助さんに憧れてます。紳助さんみたいになりたいんです」そう
言って、弟子入りを志願して来る若い子がいる。僕はいつもこう言
い返す。「俺はもうおるで」
「自分が冒険するわけじゃない。みんなを冒険の扉まで連れていく
のが自分の仕事だ」サビーヌはこう言っていた。僕はこの言葉がも
のすごく好きで、そういう風に生きたいと昔から思っていた。だか
ら若くて力のある子に、商売のマシンを与えて、ビジネスという冒
険の扉の前に立たせ、「お前やったらダカールまで走りきれるよ」
と言ってやりたいのだ
僕が信じるのは、心に熱いものがある人だ。自分のためだけでなく、
他人のためにも何かをしようとする人だ。人はみんな、自分のため
なら力を出せる。だけど、他人のために力を出せる人間は少ない。
引越しを手伝いに行って、一所懸命できるやつと、適当にするやつ
の差だ。他人の荷物をどれだけ本気で持てるか、だ
一緒にビジネスをするなら、こいつにだったら裏切られても仕方な
いと思えるくらい好きになった人間とやるべきなのだ
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『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』
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┃▼目次▼
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┃ 第一章 みんなが幸せにならなきゃ意味がない
┃ 第二章 常識破りで魔法のアイデア
┃ 第三章 仲間こそが宝物
┃ 第四章 お金と成功
┃
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