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本日の一冊は、作家・ジャーナリストとして活躍中の日垣隆さんが、本や雑誌記事、ブログ、企画書、論文など、さまざまなケースにおける文章のノウハウを示した注目の一冊。
プロの書き手も含め、仕事で文章を書く人必読のノウハウ&テクニックが数多く紹介されています。
土井は常日頃から、「面白い文章には面白い定義づけがある」と考えていますが、本書の著者は、一見とらえどころのない「書く」という仕事の本質、読まれる文章の本質を、躊躇なくズバリ定義しています。
具体的には、
「本来無関係な2つのことを結びつける力が文章力であり、おもしろい文章の実態」
「インパクトのる文章の正体とは、読んだ人の約3割から反発を招く文章」
など、著者の視点からズバリ文章の要諦を言い切っており、じつに読み応えがあります。
本質論に終始することなく、細かなテクニックやツールについても触れており、実践で役立てたい人にも、重宝する一冊です。
書くことで生計を立てたい人、文章力を高めたい人は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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本来最優先して考えなければならないことは、「どう書くか」より、
文章が「どう読まれるか」ということ
問題や仮説を設定し、根拠を与えながら解いてゆく。このことは、
文章を書くうえでの大原則です
読者に立ち止まってもらいたいときには、文章の中で疑問を投げか
けることが効果的
観察力があるかどうかは、文章力があるかどうかとイコールの関係
本来無関係な2つのことを結びつける力が文章力であり、おもしろ
い文章の実態である
書き手の個人的体験を読者がどう受け止めるのか相対化する意識が
ないと、文章はただの個人的な日記になってしまいます
論文では原則として「ところで」は使わないほうが良い
作文やエッセイには個性や才能が必要であり、論文には型がなけれ
ばなりません
意外性をもった書き出しと文章運びがなされていることが、おもし
ろい文章の実態
他者に向かって文章表現をするに際して、差別用語という「踏むべ
きでない地雷」があります。どのような言葉が禁句となっているの
かを熟知しておく、というよりも、不用意に他人や属性を貶めない、
が大原則です
プロでしたら、文章を書くときには7種類程度の読者を想定しなけ
ればなりません。プロでない場合にも、少なくとも3種類の読者は
想定したほうが良いでしょう
インパクトのる文章の正体とは、読んだ人の約3割から反発を招く文章
そもそも文章とは、人がやっていることについて、(1)この部分
は否定したい、(2)ここの部分は肯定したい、(3)ここは改善
や提案をしたい、この3つで成り立つもの
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『すぐに稼げる文章術』
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■目次■
第1章 「どう書くか」より「どう読まれるか」
第2章 【初級編】こんな悪文を反面教師に
第3章 【中級編】実務文はこう書けば生まれ変わる
第4章 【上級編】ネットで生き残る智恵
第5章 発想の訓練法
第6章 こうすれば稼げる Q&A
第7章 文章で稼ぐための必読33冊
あとがき
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