http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492732268
本日の一冊は、『もっと儲かりまっせ』の著者であり、韓国通とし
ても知られる栗本唯さんが、韓国株で儲けるためのノウハウをまと
めた、初の本格韓国株マニュアルです。
※参考:『もっと儲かりまっせ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860630203
栗本さんとは以前にセミナーなどでご一緒したこともあるのですが、
彼の韓国情報は、じつに奥が深く、勉強になります。
以前、韓国を代表する財閥、サムスンに勤めていたということで、
飲み会の場などでいろいろと質問をしていたのですが、その話のお
もしろいこと。
その場に集まったメンバーで、「栗本さんが韓国に関する本を書い
たら、絶対買いますよ」なんて言っていたのですが、本当にその話
が実現してしまいました。
で、肝心の内容はどうかというと、さすがです。韓国株の将来性か
ら、投資の際の注意点、儲けるために注目すべきポイント、指標、
情報源などが、惜しげもなく公開されています。
外国株の本では抜けてしまいがちな、配当金を受け取るための条件
や課税の話、そして口座開設方法や銘柄情報の入手方法まで、かゆ
いところに手が届く内容で、これから韓国株を始める人でも迷いよ
うがありません。
これに栗本さんの実体験を含む韓国事情が乗ってくるのですから、
これは買わない手はありません。
株に興味のない人でも、韓国経済を知ったかぶりできる、じつに有
用な一冊です。
ぜひ読んでみてください。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆韓国株の特長◆
1.高い成長率 2005年の株価上昇率は、韓国がアジア・ナンバー1
2.市場の安定性 2005年末基準で、時価総額が世界第15位
3.市場への信頼 外国人機関投資家の比率が37%に上昇
4.割安感 上場企業の平均PERが10.40倍
「韓国市場はすでに成熟しているので、今後は大きな期待は見込め
ない」というのはまったくの間違い
電子産業だけではなく、造船や自動車、鉄鋼など、韓国には世界市
場で大きなシェアを持っている産業が少なくありません。このよう
な世界的規模の会社が多数存在しているマーケットは、アジアの他
の新興市場には存在しません
不動産投資があまりにも過熱したために、韓国政府はさまざまな抑
制策を打ち出すようになりました。特に、大口の不動産保有者への
課税は段階的に強化されています。そのため、個人資産の70%を占
めるといわれている不動産市場から資金が少しずつ株式市場に流れ
ています
韓国で、日本の東証一部、二部に該当する市場が、「有価証券市場」
コスダック市場は、米国のナスダック、日本のジャスダック、英国
のAIMに次ぐ、時価総額世界第4位の巨大市場
あまり知られていませんが、韓国の先物オプション市場の取引量は
世界一の水準
韓国株に投資するときは、ほとんどの企業が日本円で10万円以下で
投資することが可能
財閥の対極にあるネットベンチャーも、発祥が財閥企業だったり、
財閥企業の出身者が経営者だったりするなど、韓国財閥は韓国経済
の中で大きな存在感がある
韓国の輸出企業は、基本的にウォン高になると業績が悪化します
◆日本にいながら韓国株に投資をする方法
1.韓国株に投資する投資信託を購入する
2.韓国株を取り扱っている日本の証券会社に口座を開設する
3.韓国の証券会社に口座を開設する
4.韓国株を取り扱っている香港など第三国の証券会社に口座を開設する
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『韓国株の基礎知識』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492732268
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■目次■
第1章 私が韓国株に夢中になった理由
第2章 韓国株の基礎知識
第3章 韓国株式市場を支える巨大財閥
第4章 韓国の業界地図で見る有望銘柄
第5章 日本で始める韓国株
第6章 栗本流 韓国株の賢い選び方
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