http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844322265
本日の一冊は、現在インターネットビジネスで話題のキーワードをまとめ、最新のビジネス事例とともに紹介した一冊です。
「Web2.0」というのは、特定の技術やサービスを指すものではなく、インターネット上でここ数年間に発生したWebの環境変化やトレンドを総称したもの。
もともとは、コンピュータ書版元として有名なオライリー社のCEO、ティム・オライリーが創った言葉だそうです。
本書では、最近話題の「ロングテール現象」や、進化した検索サービス、ブログ、Webサービスなど、「Web2.0」を取り巻くあらゆるトピックを簡潔に紹介しています。
企業事例としては、グーグルやアマゾン、ブログ検索のテクノラティ、日本Web2.0カンパニーの代表例であるはてななどを紹介。
読んで楽しい、という類いの本ではありませんが、時代をキャッチアップし、来るべき変化に備えるために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆ロングテール現象
ロングテール現象は売上だけに見られるものではなく、Webサイトのアクセス数(PV)やユーザー数など、ありとあらゆる指標に見られる傾向として、さまざまなネット上の事象を説明するために使われる重要なキーワードとなりました
◆オライリーによるWeb2.0の定義
1.サービス提供者である(パッケージソフトではなく、サービスを提供)
2.データソースをコントロールできる
3.ユーザーの無意識な参加を促す
4.集合知を利用する(ユーザー情報の全体をデータベース化している)
5.ロングテールを理解する
6.プラットフォームを選ばない
7.リッチで軽い
マイクロソフトが無数に分散した拠点をネットワーク化していくのに対して、Googleは逆に、巨大なネットワークからデスクトップやイントラネットの中に侵攻し始めている
◆Amazonの中核戦略A9 Search
A9.comは、検索エンジンのマッシュアップサービスです。Webと画像検索は「Google」を、書籍情報はAmazonの「なか見!検索」を、さらに映画情報は「Internet Movie Database」から、人物検索は「zooninfo.com」を、ブログ検索は「IceRocket.com」を、百科事典や辞書などは「Answers.com」を使って検索できるようになっています
テクノラティの検索サービスは、ブログ検索とタグ検索の組み合わせによって、ユニークな検索結果をユーザーに提供するとともに、ブロガーの間で話題になっているさまざまな情報(口コミ)を時系列順および重要な順に表示することができます(中略)タグの関連性による文脈の一致は人間の感覚に近いため、タグ検索は、Googleやオーバーチュアの検索結果連動広告に次ぐ、新しいキーワード広告の基礎技術として注目を浴びつつあります
ワンセグのコンテンツは、計り知れない可能性を秘めています。たとえば、ワンセグの音楽番組で流れている音楽をインターネットでダウンロードできるようにしたり、ドラマで俳優や女優が着ていた服や登場するアイテムをEコマースと連携して販売するなどです。ユーザー参加型の生番組など、さまざまなコンテンツ提携が実現可能となります
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『Web2.0 BOOK』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844322265
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■目次■
1.Web2.0とは何か
2.Web2.0をとりまくテクノロジー
3.Web2.0的サービス
4.Web2.0近未来予測
5.Web2.0ベンチャー最前線レポート
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