http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072466468
本日の一冊は、ミリオンセラー『話を聞かない男、地図が読めない女』の著者、アラン&バーバラ・ピーズによる、待望の邦訳です。
※参考:『話を聞かない男、地図が読めない女』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072352179
今回は、ボディランゲージの世界的権威であるアランが、人間の表情やしぐさ、そしてそれに隠された深層心理を、写真やイラスト入りでわかりやすく解説。
相手のウソを見抜く方法や、怒りをやわらげるのに有効な方法、効果的な手の使い方など、内容は盛りだくさんですが、読みやすい文章とユーモアあふれる内容で、最後まで飽きさせません。
残念なのは、どうしてもテーマがテーマなため、文化的な違いがあること。そこを差し引けば、じつに興味深い内容です。
「腕組みは相手を拒絶するしぐさ」など、一般的な解釈を並べただけの本はほかにもありますが、本書の特長は、相手が隠そうとしても隠し切れない、細かなしぐさまで指摘している点。
言葉だけで嘘を見抜くのは大変ですが、ボディランゲージに注目すれば、嘘を見抜くことは決して難しくありません。
「人を見極める目」を養うために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆ボディランゲージを読むための3つのルール
1.ボディランゲージは単独で解釈しない
2.言葉との食いちがいを探す
3.背景を見落とすな
両手をポケットに入れるのは、男性が話をしたくないときに見せる典型的な動作だ
手を広げて話をしていると、自分が嘘をつきにくいだけでなく、相手も嘘の情報を出しづらくなり、正直にならざるを得なくなる
手のひらをなるべく上に向けて、下から持ちあげるように握手をする。この握手をすると、相手は自分に主導権があると感じる。そのため、こちらが謝罪をしなければならないときには、とりわけ有効
相手の腕組みをほどくのに、とても簡単で効果的な方法がある。それは、パンフレットなどを差しだすことだ。そうすれば相手は腕をほどき、上半身を前に傾けて受けとらざるを得ない。開放的な態勢になると、態度も自然とほぐれてくる
嘘をついたり、隠しごとがあるときは、顔のどこかに手をやる動作が自然に出てくる
親指であごを支え、人差し指をまっすぐ立てているポーズは、相手の意見に反対だったり、または相手そのものが気にいらないときに見られる
まちがいを指摘されたとき、思わず首のうしろを触る癖のある人は、否定的、あるいは批判的な傾向があるという。逆に額に手が行く人は、あけっぴろげで気さくな性格と言える
心理学者ポール・エクマンは、人は嘘をつくときに下半身の動きが増えることを発見した
抗議行動のために集まった群衆や、共通の目的を持つ集団は、個人単位のときとはまったくちがう行動をする。集団の密度が高くなると、パーソナルスペースがどんどん狭まってきて、憎悪が募ってくるのである。だから集団が大きくなればなるほど、感情が高ぶって衝突が起こりやすくなる
ミラーリングは、相手の警戒心をやわらげ、信頼関係を築くうえで絶大なる効果をもたらす
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『本音は顔に書いてある』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072466468
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■目次■
ボディランゲージのイロハ
恐るべきハンドパワー―手のひらと握手で相手を支配する
笑顔という魔法
腕が発するシグナル
手と指に注目
嘘は手と顔に出る
目は口ほどに…
本音は脚に聞け
ふだん目にする一三のしぐさ
領域侵犯―なわばり感覚とパーソナルスペース
ミラーリング―動きをまねれば心が通う
タバコ、メガネ、メーク―雄弁な小道具たち
身体の向きは心の向き
誘惑のディスプレイ
所有意識と領域、そして目の高さ
仕事に役だつボディランゲージ―面接とオフィスの配置
まとめのテスト
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