本日の一冊は、土井にしては珍しく、ライターさんの書いた本です。
通常であれば、ライターの書いた受け狙いの本はご紹介しないのですが、この著者の角川いつかさんは、数多くのビッグネームたちから、取材を通じて裏話を聞き続けている人物。
そのビッグネームたちが語った、権謀術数の「強者の理論」ということで、あえて紹介することにします。
『成功読書術』の『君主論』のパートで述べたように、ビジネスにおいて、ビジョンや理念は大切ですが、強くなければ、大切なものを守ることはできないのもまた事実です。
※参考:『成功読書術』
http://tinyurl.com/4s4kf
※参考:『君主論』
http://tinyurl.com/8f9jl
本書では、紹介するのもはばかられるような、成功者の人との付き合い方や交渉、考え方などが、ありのままに書かれています。
著者の主張や、ときおり誌的になる表現に「?」を感じることもありますが、「野獣の気性」を学びたいビジネスパーソンには、良い刺激を与えてくれる一冊だと思います。
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■ 本日の赤ペンチェック
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できる男は、まず結論から先に言う
すぐ行動しなければ、チャンスはつかめない。成功する人にはスピード感がある
成功する人間は深々と頭を下げる
金に照れてはいけない。そうすると金が逃げるよ(大手芸能プロ会長)
成功する人間は、何とかして人に”貸し”をつくろうと苦心する
矢が飛んでこない一番後ろのほうにいて、やばくなったらとっとと逃げる。卑怯と言われようが、それが戦い方というもの。将が生きている限り、復活のチャンスはいつでもある
マイナスをプラスに裏切って、なおかつ、人を動かす。でも、本性は見せない
成功した人は、自分が気に入った若い人に賭けたがるもの
上位二割になれる人間は、覚悟がいる。平凡な幸せに拘泥しない
誰を斬るべきかは、変な同情心を捨てればはっきりわかる。それを斬れないから「成功者」になれない
ついていい嘘がとっさに言える――これも成功するために必要な要素かもしれない
いざというタイミングでは、親しい友人や、女でも平気で裏切れる自己中心的な精神構造が必要
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『成功する男はみな、非情である。』
http://tinyurl.com/avbmu
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■目次■
はじめに
第1章 非情の哲学
第2章 成功者の行動
第3章 成功者の条件
第4章 成功者の見方
おわりに
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