本日の一冊は、以前にご紹介した『適正在庫の考え方・求め方』の待望の続編です。
※参考:『適正在庫の考え方・求め方』
http://tinyurl.com/4sgtx
前作同様、在庫や調達に対する考え方が示された後、リードタイムの短縮や適正な在庫基準の設定方法、在庫管理の考え方について、具体的に書かれています。
数式も登場しますが、考え方を学ぶだけでも、相当参考になると思います。とくに、サプライチェーンの合理化を図る際に、どこに着目すれば良いか、という点が明確になるのがポイントです。
モノを扱うご商売の方は、必読の一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック2
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いつか必ず売れる商品ならば在庫は資産であろう。必ず現金に換わるからである。しかし、市場変化はめまぐるしく売れ筋は定まらない。
在庫削減の究極の方策はリードタイム短縮である。
※要求リードタイム>納入リードタイム
◆考慮すべきリードタイム ※在庫削減のために考慮すべき点でもある
1.資材計画リードタイム
2.製品計画リードタイム
3.資材手配リードタイム
4.製品手配リードタイム
5.調達リードタイム
6.受注生産リードタイム
7.見込生産リードタイム
8.配送リードタイム
在庫は上流に持つべきである ※他品種への転用が可能&需要変動小さくできる
在庫がたまるのはそこに倉庫があるからである。
製品アイテム数が少なければ、それだけ在庫数は少なくてすむ。
◆新しい適正在庫理論(APIM)
・実効リードタイム(納入リードタイム-納入リードタイム)の導入
により、未来在庫に対応する
・リードタイムをはじめ、各変数の変動に対応する
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というわけで、本日の一冊は、
『適正在庫のマネジメント』
http://tinyurl.com/72c8g
です。
■目次■
はじめに
第1章 間違いだらけの在庫削減
第2章 リードタイムを短縮する
第3章 需給調整機能を見直す
第4章 適正な在庫基準を設定する
第5章 在庫ポイントを絞り込む
第6章 アイテム数を減らす
第7章 基本は現場改善と目で見る管理
第8章 改善にも戦略がある
第9章 新しい在庫理論
おわりに
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