2005年2月3日

『スロー・ビジネス宣言!』

http://tinyurl.com/3qtoj

本日の一冊は、『パーミションマーケティング』の翻訳で一躍有名になった、阪本啓一さんによる、スロー・ビジネスのすすめです。

※参考:『パーミションマーケティング』
http://tinyurl.com/48g63

いかに現代のビジネスが頭でっかちで顧客の視点から乖離しているか、さまざまな事例を紹介しながら説明しています。

事例のなかには、吸引しない掃除機や、長さが足りないブラインド、お問い合わせ先がなかなか見つからないオンライン書店も含まれています。

生活者発想のモノづくりやサービスの実現のために何が必要なのか、著者の主張に耳を傾けてみましょう。
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■ 本日の赤ペンチェック 
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古来、「商いは牛のよだれのごとし」と言われ、いつまでも細く、長く、途切れることなく続くことが善し、とされました。

商売は、「商は笑なり」という昔の言葉のごとく、一つの商品を前にして、商人と顧客の二つの笑いがあることが理想なのです。

ビジネスで重要なことは、ハンズ・オン、すなわち、現場の知恵と、セオリー、経営理論とがバランスしていることである。

◆中華思想で考えよう
お墨付き症候群からの脱却→独力で考える

◆ロングセラーに学ぼう
「流行」することに、何の価値があるのだろうか。「売れる」という基本的な「意味」はある。しかし、「その単年に売れる」ことが企業活動にとって、そして生活者・顧客にとって、価値あることであろうか。否。

◆匠の知恵に学ぼう
デジタルな世の中だからこそ、アナログを大事にしよう

◆ブランドを行動しよう
ブランドはとんがっていなければならない。とんがるということは、どこにも、誰にもないもので群を抜くダントツの力を見せることだ。動詞なのである。

◆想像力に翼を

◆笑顔で経営しよう
組織とは、人に関するものだ。メカニカルで無色透明な技術論ではなくて、どろどろした人間に焦点を当てた考察があってよいのではないか。

◆統合しよう

◆志を持とう 
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というわけで、本日の一冊は、

『スロー・ビジネス宣言!』
http://tinyurl.com/3qtoj

です。久々に阪本さんの本を読みましたが、今回の本は、事例が豊富で勉強になりました。

■目次■
文庫版のためのまえがき
序章
第1章 <処方箋1>中華思想で考えよう
第2章 <処方箋2>ロングセラーに学ぼう
第3章 <処方箋3>匠の知恵に学ぼう
第4章 <処方箋4>二眼レフで考えよう
第5章 <処方箋5>ブランドを行動しよう
第6章 <処方箋6>想像力に翼を
第7章 <処方箋7>笑顔で経営しよう
第8章 <処方箋8>統合しよう
終章 <処方箋のための処方箋>志を持とう 
あとがき
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