【結局これが一番堅い投資?】
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初めて株を知ったのは、中学生の頃のマンガがきっかけ。初めて投資したのは、最初のボーナスが出た社会人一年目でした。
ボーナス50万円全額を投資し、10万円負けたのが、株式投資のスタートです。
しかしながら、この時始めたのがきっかけで、その後中国株でもアベノミクスでも儲けられましたし、何より本業で思い切った投資ができるようになりました。
若いうち、失敗してもいいから始めるべき理由は、ここにあるわけです。
とはいえ、自分で個別銘柄を選んで投資するアクティブ投資は、やがて疲れてくるのも事実。本業が忙しいと、正直ウォッチしきれないこともあります。
そこで選択肢のひとつとして考えたいのが、インデックス投資。
手数料が安くて、下手なアクティブ投資よりリターンが大きい、複数銘柄に分散投資するので、大負けしにくいというのがメリットです。
本日ご紹介する一冊は、このインデックス投資のガイド本として、長く売れているものの改訂版。
経済評論家の山崎元さんと、人気投信ブロガーの水瀬ケンイチさんが共著で書いた、定評ある一冊です。
書いていることの大半は、他のインデックス投資本と同じですが、巻末に厳選ファンド一覧が載っているなど、具体的なのが特長です。
さっそく、ポイントを見て行きましょう。
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インデックス運用とは、TOPIX(東証株価指数)や日経平均のような「株価指数」(ストック・マーケット・インデックス)の銘柄と保有ウェイトで投資したのと同じ収益率を目指して運用する方法を指しますが、個人の場合、それを自分自身がやるのではなく、通称「インデックスファンド」と呼ばれるインデックス運用を行う投資信託に投資することで実行します
「個々の株式を売買したり、プロのファンドマネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待っているほうが、はるかによい結果を生む」(『ウォール街のランダム・ウォーカー』より)
毎月インデックスファンドを積み立て投資してあとはほったらかし
「国内株式」「外国株式」「国内債券」「外国債券」「現金」といった大まかな資産分類に、それぞれいくら投資するかを決めます。このプロセスは「資産配分」または英語で「アセットアロケーション」と呼ばれます
「リスク資産」は内外の株式インデックスファンドを50%ずつ
商品選択の基準は、最も手数料の安いもの。銘柄は、確定拠出年金を考慮しない場合、本書執筆時点で、「MAXISトピックス上場投信」(銘柄コード1348)、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」である
各金融機関のインデックス投資関連商品・サービスの動きを10年以上つぶさに見てきた経験からおすすめできるのは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社
DCは、節税効果によって「ほぼ確実に儲かる」と言える数少ない金融サービスの一つ
端的にいって、外国株式のインデックスファンドをDCに割り当てることが正解になる場合が多い
ETF特有のチェックポイントがあります。それは「出来高」です。(中略)出来高が少ないと、いざ取引しようとしたら価格が急に跳ねて割高な価格で買ってしまったり、逆に割安な価格で売ってしまったりしかねません
ファンドを売って利益確定すると、税金で資産が減ってしまうと考える
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正直、文章は読みやすいとはいえず、また投資初心者には専門用語がわかりにくい部分があります。
ある程度投資経験があって、インデックスファンドを試してみたいと考える方にとって、有用な一冊だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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『全面改訂ほったらかし投資術』山崎元、水瀬ケンイチ・著 朝日新聞出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022736216
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◆目次◆
序 章 人はどのようにしてインデックス投資家になるか
水瀬ケンイチの投資遍歴
第1章 さっそく、始めてみよう!
インデックス投資の正しい手順ガイド
第2章 一歩先行くあなたへ
インデックス投資説明編
第3章 商品ガイド編
インデックスファンド、ETFの「ミナセ・シュラン」
第4章 マニア向けの特別付録
ETF運用の現場を知りたい!
日興アセットマネジメントETFセンター長・今井幸英さんに聞く
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