【あの『地上最強の商人』に続編が?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041017904
本日の一冊は、バンタムブックから1988年に出版されたベストセラー『The Greatest Salesman in the world, Part2』を翻訳したもの。
『地上最強の商人』という名前で出され、話題となった著作の「その後」の話ということで、ストーリーの中身、教訓が気になります。
まずストーリーから行きましょう。
『地上最強の商人』で、秘密の巻物を後進に譲り、引退したはずの商人ハフィッドは、勧められた講演旅行でローマを訪れます。
ローマで巻物を渡した青年・パウロが捕らえられていることを知るのですが、しかし、このパウロは不幸にも再会の翌日、処刑されてしまいます。
パウロの遺志を継ぐべく、残りの人生をかけて巻物の教えを書き記すと決意したハフィッドが綴ったのが、この続編で公開される教訓。
いくつか、気になった部分をご紹介しましょう。
・本当の愛とは、何の見返りも考えずに、人を助けるために自分が与えることのできるすべてを与えることなのです
・人は他人に騙されるよりも、自分自身に騙されるものだ
・私たちはまず習慣を作らなければならない。すると今度は良いものであれ悪いものであれ、習慣が私たちを作ってゆく
・一つのことを知っていてそれを誰よりもよくできる人は、たとえそれが豆を育てる技術であったとしても、彼はそれに値する王冠を受け取るだろう
正直、『地上最強の商人』を最初読んだ時のような新鮮さはありませんでしたが、興味深く読めてかつ人生で必要な教えを得ることができます。
自己啓発小説が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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本当の愛とは、何の見返りも考えずに、人を助けるために自分が与えることのできるすべてを与えることなのです
人は他人に騙されるよりも、自分自身に騙されるものだ
私はもう、過去を嘆きはしない。それは過ぎ去ったことなのだ
私は毎日、三つの強力な味方を連れて世界に繰り出してゆく。それらは自信と誇りと情熱だ
私たちはまず習慣を作らなければならない。すると今度は良いものであれ悪いものであれ、習慣が私たちを作ってゆく
何と私は無知だったのだろうか? 今は成功は一人ではなしえないことを私は知っている
私は二度と再び、人に不愉快な態度で接しない
どんな不運に会おうとも、私はいつもその中に勝利の種を見つける
これまで私は仕事をきちんとやらない言い訳を探そうと一生懸命だったが、もし仕事の質を高めるためにそれと同じ努力をしていたならば、私の仕事はずっと容易になっていたことだろう
一つのことを知っていてそれを誰よりもよくできる人は、たとえそれが豆を育てる技術であったとしても、彼はそれに値する王冠を受け取るだろう
弓から放たれた矢は、その途中でどこに向かえばいいか探し回るのではなく、的に向かってまっすぐに飛んで行かなければならない
私は二度と、チャンスが向こうからやって来るのを期待して待つようなことはしない
古いことわざがある。『今ある少しのものを楽しみなさい、もっと欲しがるものは馬鹿者だ』(中略)私はこのことわざを逆に書き換える。今、ことわざはこうなる。『愚者は今ある少しのものを楽しむが、私はもっともっと多くを獲得しよう』
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『その後の世界最強の商人』オグ・マンディーノ・著 KADOKAWA
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◆目次◆
※ネタバレになるので省略します
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