【一流のための体調管理】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478025959
週末は、お付き合いもあり、お酒の量がいつもより増えてしまう、という方が多いのではないでしょうか?
本日の一冊は、医師でMBAホルダー、コンサルタントという異色の経歴を持つ著者が、ビジネスパーソンのための身体管理のコツを述べた、注目の一冊です。
『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』
タイトルだけでも気になりますが、本書では、まずわれわれがなぜ疲れるのか、どう疲れるのかを説明した後、どうすれば疲れを早期に取り除くことができるのか、具体的なやり方を述べています。
やりがいのある仕事はじつは危ない、という話や、不眠になる人の悪い習慣、寝る前のシャワーや夜中のコンビニ、スマホが悪い理由、早朝ゴルフで突然死のリスクが高まるなど、ビジネスパーソンには知っておいて損のない情報ばかりです。
◆不眠になる条件
1.仕事ばかりで運動はほとんどしない
2.時間がなくて寝る前に夕食をドカ食いする
3.コーヒーを時間構わず多飲する
4.ベッドに行く前にタバコを一服する
また、具体的な疲労回復方法についても、肉を食べる、しょうが焼き定食を食べる、肝臓を回復させるために横たわるなど、ヒントが示されており、参考になりました。
健康ネタに強い方なら、きっとご存知の内容も多いと思いますが、仕事ばかりしていて、身体の健康をないがしろにしがちな方には、ぜひおすすめしたい内容です。
———————————————–
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
———————————————–
◆生体の3大アラーム
「発熱」「痛み」「疲労」
やりがいのある仕事や創造力をかきたてられる仕事は疲労感をあまり感じません。これも“意欲”や“達成感”に疲労感が大きく影響されることからきています。実際に、達成感のある仕事をしている人に過労死が多いと言われているのはこのためです
よく、年を取ると体力作りという名目で、無理な運動を日常生活に組み込む人がいますが、体力を消耗し過ぎて仕事に支障が出るほどの運動量を行うのは本末転倒
よい眠りのためには、胃の中はいっぱいでもいけませんし、空っぽでもいけません。お腹いっぱいだと消化活動のために就寝後も胃が働き続け、興奮状態となってなかなか寝付けません。特に、タンパク質や脂肪を多く含んだ揚げ物や炒め物を消化するには4時間ほどかかります
コーヒーを飲む場合は、睡眠4時間前までを原則としましょう
朝目覚めてから13時間を経過すると、作業能率が低下する
突然死の原因となる心筋梗塞は起床後2~3時間ほどの間に起こることが多いと言われています。ご存じのように、ゴルフでコースに出る際は、早朝にスタートすることがほとんどです。つまり発症しやすい時間帯とちょうど重なっているのです
ゴルフ場での突然死のほとんどが7~8月に集中している
ストレスを受けるだけで、体のタンパク質をどんどん消耗
豚肉には糖質(炭水化物)をエネルギーに換える際に必要なビタミンB1が多く含まれていることから、疲労回復効果が高い
牛肉や豚肉には必須脂肪酸の一つであるアラキドン酸が含まれています。このアラキドン酸の一部は脳内で「アナンダマイド」という物質に変化します。これは不安を和らげる効果や幸福感や高揚感をもたらすことが知られています
ポイントは、体を横にしておくこと。アルコールの代謝は肝臓で行われるため、代謝に必要な血液を肝臓に集めておくことができる
長時間柔らかい食事を摂ったマウスは、硬い食事を摂ったマウスに比べて学習能力の低下が認められました
————————————————
『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』裴英洙・著 ダイヤモンド社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478025959
————————————————-
◆目次◆
はじめに 仕事のパフォーマンスを上げるV字回復の法則
第1章 まずは「疲れる」しくみを知る
第2章 一流の人は「眠り方」を知っている
第3章 デキるビジネスパーソンは例外なく肉食である
第4章 ストレスは消すのではなく、コントロールする
第5章 「疲れを翌日に持ち越さない」たった1つの習慣
この書評に関連度が高い書評
この書籍に関するTwitterでのコメント
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。