【神田昌典氏のコピーライティングノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087207323
本日の一冊は、日本を代表するマーケター、神田昌典氏が書いた、会員向けノウハウを、一般公開した一冊。
具体的には、1998年~2004年の間に毎月発行された、顧客獲得実践会向けの全ニュースレターの中から、著者と編集部が厳選したトピック、事例を掲載した内容です。
タイトルに『禁断のセールスコピーライティング』とあるように、話の中心は、セールスの極意と、コピーライティングノウハウ。
お客に「今すぐ」の行動を促す「PASONAの法則」や、同封したサンプルを使わせる「実況中継」ノウハウ、アメリカでは反応が2倍になるという「フラットペン」効果など、さまざまなノウハウが紹介されています。
◆PASONAの法則
問題点の明確化(P)
問題点の炙り立て(A)
解決策の提示(SO)
絞り込み(N)
行動への呼びかけ(A)
なかでも注目したいのは、著者や著者の会員が書いたというセールスレター、コピーライティングの具体的事例。
塾や学生服専門店、旅行代理店など、さまざまな業種のDMがサンプルで登場し、読ませてくれます。
「経費を削減します」ではなく、「あなたの経費を、90日以内に、最低でも17%削減します」。「地域一番店」ではなく、「取扱いメーカー数71社、平時在庫商品点数473点、在庫量でも取扱い商品数でも地域で一番」。
コピーライティングは、表現次第で、いくらでも反応が違ってしまうものなのです。
氏の著作で既に紹介されたノウハウも含まれていますが、今一度、コピーライティングを学びたい方には、重宝する内容。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆PASONAの法則:行動しやすいメッセージができる
問題点の明確化(P)
問題点の炙り立て(A)
解決策の提示(SO)
絞り込み(N)
行動への呼びかけ(A)
想定する期待と、現実のギャップが、耐え切れないほどに広がった場合、人間は行動を起こすのである。私は、これを購買ギャップ理論といっている
反応は配布部数で予測してはならない。1資料請求コストで予測する
サンプルをどのように使わせるのかといえば、もっとも効果的なのは実況中継である(中略)「まずは匂いをかいでみてください。酢のような匂いを想像されている方は、きっと軽い驚きがあるでしょう。次に思い切って、口に含んでみます。『こんなおいしい酢だったら、何杯でも飲めるわ』とあなたにも思っていただけるはずです。そして、まずは3日間試してみてください。すると、3日後には、××××という変化にお気づきになるかもしれません。そして3週間後、ぜひ朝起きたときの肌のハリをお感じになってください」
アメリカでは、このフラットペンを付けることによって、約2倍、反応が上がるといわれている
カタログを作る場合は、対象顧客が購読している雑誌のレイアウトをできるだけマネすること
「経費を削減します」というのは、効果的なキャッチフレーズにならない。しかしこれが「あなたの経費を、90日以内に、最低でも17%削減します」だと、ぐっと効果的になる
「地域一番店」というのも、具体的なキャッチフレーズではない。「当店は、取扱いメーカー数71社、平時在庫商品点数473点、在庫量でも取扱い商品数でも地域で一番。当店になければ、ほかのどこにもありません」と数字を見せることによって、「信憑性があるな」とお客に思わせる表現になるのだ
どんなにいい商品でも、初めて購入するお客は躊躇する。その躊躇するお客の背中を押すためには、「初回ご優待特典」というキーワードを使う
自分が宣伝されたければ、まず相手を宣伝したほうが早い
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『禁断のセールスコピーライティング』神田昌典・著 フォレスト出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894516179
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◆目次◆
第1章 「禁断の法則」編
第2章 「禁断のDM」編
第3章 「禁断のレター」編
第4章 「禁断のセールス」編
第5章 「神田のセールスレター」編
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